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令和 4年第2回予算特別委員会( 3月15日建設分科会)
令和 4年建設常任委員会( 3月15日)

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  1. 府中市議会 2022-03-15
    令和 4年第2回予算特別委員会( 3月15日建設分科会)


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    令和 4年第2回予算特別委員会( 3月15日建設分科会)               令和4年第2回府中市議会定例会             予算特別委員会建設分科会会議録  令和4年3月15日午前10時44分、予算特別委員会建設分科会を本市議事堂において開会した。 1 出席委員   主 査  加藤吉秀         副主査  芝内則明   分科員  本谷宏行         分科員  加島広宣 1 欠席委員   分科員  橘髙尚裕 1 説明のため出席した者   市長       小野申人   副市長       村上明雄   経済観光部長   若井紳壮   観光戦略推進担当部長                             森川祐司   建設部長     河毛茂利   参事        杉島賢治   地域振興課長   大﨑 聡   商工労働課長    宮 康展   i-coreFUCHU推進課長            近藤和成   観光課長      浅野昌樹   農林課長     田原慎吾   農業委員会事務局長 池田弘昭   監理課長     松山浩一   都市デザイン課長   日野雄蔵   土木課長     大元唯至   環境整備課長    能島克則
      上水下水道課長  田原 厚   文化財室長     道田賢志 1 事務局及び書記   事 務 局 長  皿 田 利 光   主任  吉 岡 佑三子 1 本日の会議に付した事件   議案第3号 令和4年度府中市一般会計予算について   議案第8号 令和4年度府中市水道事業会計予算について   議案第9号 令和4年度府中市下水道事業会計予算について   議案第23号 令和3年度府中市一般会計補正予算(第11号)について   議案第28号 令和3年度府中市下水道事業会計補正予算(第1号)について            ~~~~~~~~~~~~~~~~~~               午前10時44分 開会・開議 ○主査(加藤吉秀君) ただいまから予算特別委員会建設分科会を開会いたします。  これより議事に入ります。  予算特別委員会に付託されました案件のうち、まず議案第3号「令和4年度府中市一般会計予算について」の件を議題といたします。  補足があれば提案者から説明を求めます。  若井経済観光部長。 ○経済観光部長(若井紳壮君) それでは、最初に本日お配りしております資料につきまして、少し御説明をさせていただきたいと思います。  いずれの資料につきましても、既に配布をさせていただいている資料でごさいますけれども、まず農業ビジョンの概要版、そしてi-coreFUCHU(いこーれふちゅう)の検討委員会の資料の一部でございます。  まずは農業振興ビジョンにつきましては、これまで5回の策定委員会で検討いただいた意見等を踏まえまして、農業ビジョンとして今現在まとめ、パブリックコメントを行っているところでございます。  担い手不足等から農業の衰退がますます進行することが予想されている中で、こうした待ったなしの状況において、農業振興の基本方針または多様な担い手の確保の取り組みなど、新たな取り組みなどをこの概要版等に記載しているところでございます。  また、i-coreFUCHU(いこーれふちゅう)の資料につきましては、2月24日に開催いたしました第2回検討委員会での資料の一部でございます。  1枚目につきましては、未整備区域の南エリアと北エリアの機能の活用イメージでございます。図面の左側のエリアを先行して整備し、カフェなどの運営、機能活用などを検討しながら、北エリアへつなげていくというイメージを示しているものでございます。  裏面には、先行して整備いたします予定の南エリアの機能と活用イメージを記載しております。  3枚目につきましては、カフェの運営形態、3パターン等を検討した資料でございます。  そして、最後の4ページ目につきましては、北エリアで今後南エリアの機能活用などを検討しながら、清書をさせていった活用イメージなどを記載している資料でございます。  以上簡単ではございますが、補足説明終わります。御審議のほどよろしくお願いいたします。 ○主査(加藤吉秀君) これより本分科会の審査区分となっている部分に対する質疑を行います。  質疑はまず、当初予算説明資料の重点施策を実現する主要事業シート、説明シートについて行い、次に、それ以外の部分について款または項の番号順に行います。原則として後戻りはしませんので、よろしくお願いいたします。  なお、歳入のうち本分科会の審査区分となっている歳出と関連のあるものについては、歳出のところであわせて質疑を行っていただくようお願いいたします。  これより、主要事業説明シート記載の事業について質疑に入ります。  まず、資料1、ものづくり高度連携促進事業について、質疑のある方は、順次御発言を願います。  本谷分科員。 ○分科員(本谷宏行君) こちらの予算額が480万円ということですが、事業の内容を見ますと、府中市の産業の発展にとっても非常に重要なものかと理解しておりますし、ただこういった事業ですので、事業費は府中市の一般財源というふうな記載をされているわけですが、先ほど言いましたようにこういった重要な事業、国の補助金等、より有利なものも検討はされておるとは思いますが、その辺の説明をお願いしたいと思います。 ○主査(加藤吉秀君) 宮商工労働課長。 ○商工労働課長(宮康展君) それでは答弁いたします。  当事業の財源につきましては、今の時点では一般財源となってございますけれども、令和4年度の国からいただく地方創生臨時交付金の対象となりますよう、国へ提出する事業計画に盛り込んでいきたいと考えております。  そちらの承認が下りれば、財源として活用できると考えております。 ○主査(加藤吉秀君) 本谷分科員。 ○分科員(本谷宏行君) ぜひ、そういった有利な財源が使えるようにお願いしたいと思います。  続いて、この事業が生産管理システムを普及させるため、複数年かけて、いわゆるプラットフォームの構築を図るというものでありますけれども、令和4年度の予算480万円で、どこまで進めることができるのか、また、その後の計画等はどのように考えているのか、またさらに、産業連係室との連携というか、そういう役割も重要だとは考えますが、その辺りについての御説明をお願いいたします。 ○主査(加藤吉秀君) 宮商工労働課長。 ○商工労働課長(宮康展君) それでは答弁させていただきます。  令和4年度における成果目標といたしましては、企業群コンソーシアム、いわゆる企業群の構築に向けた土台づくりといたしまして、8社から10社の生産管理体制の支援を行ってまいりたいと考えておるところでございます。  令和4年度で、こういった土台づくりがやはり100%十分であるとは考えておりませんので、企業群、企業連携の実現に向けまして、必要に応じて、継続して本事業の推進、土台づくりを継続して行ってまいりたいというように考えております。  また、その後の計画につきましては、一度に全ての取り組みに着手するということはなかなか難しいかもしれませんけれども、先ほど申し上げました生産管理システムの導入によります土台づくりといったものも進めながら、共同受発注等をコントロールする企業体構築の手法、それからテクニカルセンターの機能等についても検討し、準備が整ったところから、例えば早期の施行でありますとか、スモールスタートになるかもしれませんけれども、そういったスタートも切ってまいりたいと考えておるところでございます。  産業連係室につきましては、こういった構想の実現に向けまして、やはり企業訪問をしていただく中で、そのアンテナ機能をやはり十分に活用する必要があるかなと思っております。そういった市内企業の皆さんに対して、この事業のいわゆる周知、もしくは導入支援といったところまでも行ってまいりたいと考えております。  あわせて、近畿大学等から専門的な知見をいただくことによって、このプラットフォームに向けた事業というものが、よりよいものになるように市内企業の事業継続、それから新たな産業創出等につながる持続可能な受け皿となるように取り組んでまいりたいと考えております。 ○主査(加藤吉秀君) 本谷分科員。 ○分科員(本谷宏行君) 御説明をいただきました、私たち建設委員会と産業連係室と意見交換をさせていただく中で、この説明資料の中にも記載をしていただいていますけれども、将来的には導入した生産管理システムの事業者間連携による共同受発注や高度機械オペレーターの教育の展開も考えていると記載していただいているわけですけれども、そうした意見交換の中で非常に共同受発注というものが、府中市の各企業群にとって非常に重要ではないかというふうな御意見もいただきました。先ほども、説明いただきましたけれども、こうした取り組みはぜひ継続的に実施をしていただいて、府中市の特徴であるこの産業基盤をしっかりと支えていただきたいと考えております。  もう一つ、この補助対象事業者、この事業者は予算から見ましたら8件と想定していると思われるんですが、この選定についてはどのような形で行われるのかを教えていただきたいと思います。 ○主査(加藤吉秀君) 宮商工労働課長。 ○商工労働課長(宮康展君) それでは答弁させていただきます。  8件ということで、上限額が1件当たり60万円という形で設定はさせていただいていますけれども、ソフトウエアの金額等によっては、60万円までいかないパターンもあるかもしれませんので、先ほど8社から10社というふうに申し上げたんでございますけれども、基本的に、補助金交付要綱というものを作成いたしまして、この要件に合致する中小企業等の皆さんに対しまして、予算の範囲内で支援を行うという形にしております。  審査でありますが、選考審査会を別に設けてという考えは今のところございません。ただし、そうなると早い者勝ちかというふうな話にもなりますけれども、当初の予算、予定を超える場合については、できれば年度中途でも補正予算等を計上させていただく中で、また市議会にもお諮りさせていただきたいと考えております。 ○主査(加藤吉秀君) ほかにありませんか。  加島分科員。 ○分科員(加島広宣君) 内容を見ましたら、いわゆるソフトウエア費、ITツール、設備のIoT化というようなものがあるわけなんで、先ほど上限が60万円というようなお話もありました。3分の2の補助率でございますので、具体的にどのようなものを導入されるとそういった対象になると考えていいでしょうか。 ○主査(加藤吉秀君) 宮商工労働課長。 ○商工労働課長(宮康展君) 令和4年度におけるこの対象事業につきましては、生産管理の見える化といいますか、高度化といったところを狙いとして、生産管理システムのソフトウエアといったものを中心に導入支援を行いたいと考えております。  状況によって、例えば今後デジタル化はもちろんのことですけれども、今後脱炭素化でありますとか、そういったところ、もっとデジタル化について中小企業としてももっと取り組んでいきたいというような、そういったニーズも踏まえながらにはなると思いますけれども、そういった対象となる事業につきましては、そのニーズに応じてブラッシュアップといいますか、対象拡大していきたいなと考えております。 ○主査(加藤吉秀君) 加島分科員。 ○分科員(加島広宣君) ですから、今の御説明がありました中で、具体的にどういうものを購入とか、研究費みたいなものに充てられるということでしょうか。 ○主査(加藤吉秀君) 宮商工労働課長。 ○商工労働課長(宮康展君) 令和4年度につきましてですけれども、いわゆる生産管理システムというものでございます。  ソフトウエアになりますけれども、こちらはやはり中小企業さんでありますとか、それから小規模企業さんというところにつきましては、生産管理自体が従業員さんの頭の中に入っているような状況、なかなか見える化できずに、ほかの従業員さんと共有できない部分が課題であるといったところで認識をさせていただいております。  令和4年度につきましては、そういった見える化ですね、生産管理を従業員の皆さんで共有していただくようなそういったところが、パソコンとかで一目で見えるような、そういったソフトウエアを導入することによって、生産性の向上につながっていくことを期待させていただいております。 ○主査(加藤吉秀君) 加島分科員。 ○分科員(加島広宣君) そうしましたら、今まではそういう頭の中の数字であったという感覚的なものから、従業員一人一人にタブレットのようなもので、生産管理を行うと、そうしたタブレットの費用も充てることはできるというような考えでいいんでしょうか。 ○主査(加藤吉秀君) 宮商工労働課長。 ○商工労働課長(宮康展君) 今想定といたしましては、従業員お一人お一人にタブレットまでは考えてはいないです。 ○主査(加藤吉秀君) 加島分科員。 ○分科員(加島広宣君) 説明、先ほど、パソコンとかと言われていたので、イメージ的にはそういうふうに私今思ったんですが、それが想定されてなくて、パソコンを使用というような費用は、どういうふうにイメージすればよろしいんでしょうか。 ○主査(加藤吉秀君) 宮商工労働課長。 ○商工労働課長(宮康展君) パソコンといいますのは、基本的には生産管理のソフトウエアをインストールするといいますか、その生産管理システムをコントロールするパソコンというイメージでございまして、そちらの中で生産管理が見える化することによって、要は企業の中で横の連携につなげていきたいと考えております。  対象事業について、ちょっと今どういったものを、例えばそういうパソコンでありますとか、タブレットでありますとか、いろんなデジタル機器等想定されるわけでございますけれども、そういったところはどこまで対象にしていいのかというところも含めて、まだ要綱を作成する中で検討していきたいと考えております。 ○主査(加藤吉秀君) 加島分科員。 ○分科員(加島広宣君) 先進なところですと、パソコンを使っての農業というのも今されているところもありますんで、いろんなITを使う事業への補助ということでしたら、裾野を広げるのか、また要綱で確認していきたいと思っておりますが、こちらの事業目的の中に生産性の向上や付加価値向上を目標とされていますので、そういったことを後押しされるのだというように思うんですけれども、この生産管理とか品質管理というのは、生産性の向上を維持できると思うんですけれども、付加価値の向上についてはどういうような取り組みを考えていらっしゃるのかなと思いました。 ○主査(加藤吉秀君) 宮商工労働課長。 ○商工労働課長(宮康展君) 付加価値向上につきましてですけれども、今回お示しをいたしております生産管理システムというのも一つの手法だと考えております。他にも、付加価値向上と生産性向上が実現する取り組みというのは、多分たくさんあるんだろうと思うんですけれども、その中でこのたびの制度設計の中で、生産管理が見える化、高度化によって、労働生産性が向上するかなと思っております。  その労働生産性と付加価値というのは、相関関係といいますか、そういったものがあると考えておりまして、例えばですけれども、ラインの効率化、生産管理によってそういった工程管理とかラインの効率化が図れることによりまして、それによって生まれた時間があるとしますと、その時間を使って、例えば製造工程の見直しでありますとか、それから製品の改善でありますとか、販路の見直しでありますとか、今まで目も向けられなかったところの部分を、時間がどれだけできるかわかりませんけれども、そういったところに時間を割けるようになれば、製品とかサービスという部分の質が高まっていくんじゃないかと考えております。  そういったところが、行く行くは売り上げアップにつながれば一番いいかなと思うんですけれども、結果としてそういったところの流れの中で、付加価値向上にも寄与できるのかなと考えております。 ○主査(加藤吉秀君) ほかにありませんか。               〔ほかに質疑する者なし〕 ○主査(加藤吉秀君) 続いて、資料2に移ります。資料2、府中に恋来いプロジェクトのうち、インターンシップについて、質疑のある方は、順次御発言を願います。  本谷分科員。 ○分科員(本谷宏行君) こちらのインターンシップ推進事業、新規ということでございますが、一体的な取り組みのイメージを説明資料の中にも掲げていただいております。これ見ましても、先ほど府中市の中小企業、小規模企業の振興基本条例ですか、その中で教育についての説明もいただきました。そういった部分からやはりずっとつながっていくのかなと思っております。  そうした中で、この一体的な取り組みのイメージとして、刷り込みとイメージ醸成期とそして次にスムーズな移行として、イメージ実現期というものの中で、説明をいただいておりますが、企業の学生受け入れに対する支援と住まい探し、空き家B等という形で示されていますが、これに対する具体的な事業や予算はどのようになっているのか、こうした取り組み、実現していくためには連携していくことが非常に重要なことではあると思いますが、その辺りをお聞かせいただきたいと思います。 ○主査(加藤吉秀君) 宮商工労働課長。 ○商工労働課長(宮康展君) それでは、答弁をさせていただく前に一言考え方として、この事業に込めた思いという辺りを説明させていただければなと思います。  府中市におきましては、就職を支援する取り組みといたしまして、学生等と市内企業のマッチングを図るために、合同説明会等のような取り組みは従来まで行ってきたのでございますけれども、学生たちが就職活動をスタートさせる時期に合わせて情報を提供するだけでは企業情報に限らず、府中市の魅力でありますとか、府中市の強みというものを十分に伝えきれないことが課題であると捉えました。ということは、ターゲット、それからタイミングを明確にしなきゃいけない、もっと早期からの府中市のイメージ刷り込みと醸成が必要であると認識したところでございます。  事業につきましては、資料事業シートの資料2にお示しをしているわけでございますけれども、具体的にはまず主に大学1、2年生など、府中市を余りよく知らない若い方に対して、府中市に対する興味を抱いてもらう、そういった入り口の戦略といたしまして、ふるさとワーキングホリデーというのも今実施をしておりますけれども、こちらで府中市の魅力を感じてもらう中で、関係人口でありますとか、もしくはリピーターといったところになってもらうよう、刷り込みを行うタイミングだと考えております。  次のステップといたしましては、やはり住んでみたいという意識、それからそれによって生活するためにはやはり仕事を得ないといけないといったようなやっぱり意識が生まれてくるだろうという中で、府中市で働く場所を探すことのタイミングで、働く場所を探すお手伝いとして、大学3、4年生で就職活動を行う学生を対象として、インターンシップといった事業を実施したいと考えます。これがまさに出口の戦略であるかなと考えております。  連携した事業でも御質問ございましたけれども、住居を探す際の支援といたしましては、例えば空き家再生の活用補助制度でありますとか、移住定住の促進及び中小企業における人出不足の解消を目的として、東京圏から府中市に移住された方を対象にした移住支援金。ほか、お試し住宅なども制度として予算枠をさせていただいているところでございます。  こういった支援がやはり府中市にどうしても住みたい、働きたいといった若い方々の背中をそっと押してあげられるような、あとの一押しになるようなそういった取り組みをしてまいりたいと思っております。  また、ワーキングホリデー事業に参加をされなくても、インターンシップ事業が活用できますよということは、皆様にお伝えをしていきたいと考えております。  御質問に対する答弁でございますけれども、企業の学生受け入れに対する支援といったところが、まさにインターンシップの役割でございまして、研修実施費用でありますとか、被服費の購入費、それから保険料等、そういった実費等の補助に加えて、例えばインターンシップがいまだ経験のない企業の皆様がいらっしゃいましたら、そういった対象の啓発でありますとか、受け入れの支援といったものをセミナー形式等で支援ができたらなと考えております。  その予算として、100万円を予算とさせていただいているところでございます。  冒頭でも申し上げましたが、連携した取り組みといったものが重要だという御指摘でございますので、先ほど申し上げた空き家の関係の補助制度ありますとか、そういうところも十分活用しながら、庁内で横断的な連携を取りまして、推進してまいりたいと考えております。 ○主査(加藤吉秀君) ほかにありませんか。  加島分科員。
    ○分科員(加島広宣君) そうしましたら、これはワーキングホリデーとインターンシップを掛け合わせてはあるんですけれども、大学1年生をはじめというようなところから読み取っていたんですが、学生の交通費としてのものではなくて、企業が来られた方に交通費とかそういったのも支払われるようなイメージでよろしいんでしょうか。 ○主査(加藤吉秀君) 宮商工労働課長。 ○商工労働課長(宮康展君) 先ほど、対象経費と申し上げたんですけれども、その辺ちょっと申し上げていない部分がございました。  今の学生の旅費の部分についてでございますけれども、基本的には学生の皆さんへ支援するものといたしましては、住居からの交通費、それから宿泊日数により補助金額等の上限がございますけれども、そういった経費も含まれているというふうにお考えいただけたらと思います。  そのほか、先ほど申し上げた研修費等の経費も含めて、支援をさせていただきたいと考えております。  支払いの方法につきましては、また受け入れを希望される企業様と御相談しながら、どういったお支払い方がいいのかというところも検討していきたいと思っております。 ○主査(加藤吉秀君) 加島分科員。 ○分科員(加島広宣君) そうしましたら、企業に来ていただけるそうした学生は、どのぐらいの人数を想定されていらっしゃるんでしょうか。 ○主査(加藤吉秀君) 宮商工労働課長。 ○商工労働課長(宮康展君) 人数まではちょっと想定はしていないんですけれども、今の予算的には、企業数で申し上げれば、延べ10社程度を今想定をさせていただいております。やはり、人数のところについては、今ちょっと制度設計の中では想定をしていない状況でございます。 ○主査(加藤吉秀君) 加島分科員。 ○分科員(加島広宣君) ですから、この10社の想定の中で、その10社に対してたくさんの方が、学生が来られたら、今後補正なんかもしないといけないような状況にもなるというような考えでよろしいですか。 ○主査(加藤吉秀君) 宮商工労働課長。 ○商工労働課長(宮康展君) そういったたくさん来ていただいて、府中市の企業の内容を知っていただく、それから府中市の人に触れていただくことも含めて、そういった盛況なことになりましたら、ぜひともまた補正予算等ですね、お諮りしたいと考えております。 ○主査(加藤吉秀君) ほかにありませんか。  芝内副主査。 ○副主査(芝内則明君) ちょっと聞いておりまして、実際にこのインターンシップ推進事業の中で、実施するに当たって、学生等へのニーズ調査とか、例えばこういうふうな企業にインターンシップとして行きたいとか、もっと具体的に言いますと、例えば公務員になりたい、そしたら府中市役所さんは、インターンシップ受け入れる体制をつくることですか。保育士になりたい、私の卒論のときのテーマにしたい、というふうな思いもあってインターンシップというのはあると思うんです。自分の研究と自分の成果を求めて進められるというのがインターンシップで、学生さんがそのいろんなところで今動かれていると思うんですが、そことこのワーキングホリデーを一体化して、この事業を進められると。そうすると、将来的には一人でも、二人でも府中の中でその魅力を発見して、そこで定住していただけたり、生活をしていただきたいという思いがそこには受け取れるんですが、その点どういうふうな構想とそれからニーズとそのニーズに応える企業との協力体制とかはどういうふうに考えておられるのかお伺いします。 ○主査(加藤吉秀君) 宮商工労働課長。 ○商工労働課長(宮康展君) まず、ニーズの部分について、お答えをさせていただきたいと思います。  学生等の皆さんに直接のニーズ調査は、府中市といたしましては行ってございません。  しかし、人材情報サービスのポータルサイト、運営会社がことしの3月卒業予定の全国の大学生、大学院生を対象に実施したインターンシップの実態調査でございますけれども、この10月に実施されたわけでございますが、インターンシップに参加したことがある学生の割合というのがほぼ80%で、それから2017年卒以降上昇を続けてきているとのアンケートが出ているものでございます。こういった形で、やはりインターンシップといいますのは、多くの大学生の方が興味があります。実際、自分の行きたい企業に実際足を運んで、どういった状況かというのを確認する上においては、非常に有効な手段かなと考えておりますので、こういった運営会社等が行っている調査でございますけれども、やはりニーズとしては高いだろうなと思っております。  また、昨年9月になりますけれども、産業連係室におきまして、市内の31の事業所にアンケート調査を実施させていただきました。これまで、インターンシップをやられたことがありますか、どうですかという問いに対しましては、ありますよというのが12社、それからありませんよというのが19社ございました。まだ実施できていない事業所が多いんでございますけれども、ただ今後実施する予定、もしくは意向があるかとの問いかけに対しましては、あるとお答えいただいたのが23社、それからないというのが8社と、非常に実施意向は高いという結果が出たものでございます。  実施期間等については、お聞きをさせていただく中で、やはり1日では自社の仕事内容、それから魅力というのは伝えきれないというものでございますので、5日以上のインターンシップも要件としてはやはり必要だろうなというようなところの御意見もありました。  大学生の単位取得との関係も、何か5日以上だと単位がいただけるといったような、そういったようなこともお聞きしておりますので、そういったところは1日で終わらないように、しっかりとできるだけ長い期間おっていただくような形に、そういう制度設計にしたいなと考えておるところでございます。  あと、高校生向けにつきましては、高校の進路担当の先生に話をお伺いいたしまして、現在高校でインターンシップを行ってらっしゃるところもあるんですけれども、やはり現状、まだ生徒の希望などの把握を行っている段階でございまして、なかなか課題意識としてあるということにつきましては、やはり高校生につきましては、どうしても自宅から近い会社に就職したいとか、見に行きたいとかが結構傾向としてあるとお伺いいたしましたので、実際、市内の高校の中で市外から通学されている方ってかなりたくさんいらっしゃいます。そういった方、高校生たちにぜひとも府中市の企業にも足を運んでもらえないかという、そういった仕掛けをしていきたいなと思っております。それは、具体的には、例えば交通費でありますとか、旅費でありますとか、そういうところになるかもしれませんが、そういった高校生に対しての取り組みも進めてまいりたいと考えておるところでございます。  大学生の方々が、大学の中でそういった専門的な学習でありますとか、そういったところをされている部分の自分のかなえたい、こういった仕事に就きたいといった思いはたくさん持っていらっしゃるんだと思うんですけれども、なかなかその辺りまではちょっとニーズ把握はできていない状況でございますが、一応、企業側からもこういった制度はぜひともやってもらいたいということもございましたので、このたび制度化をさせていただくという運びになったところでございます。 ○主査(加藤吉秀君) 村上副市長。 ○副市長(村上明雄君) 市役所を、公務職場ということもありましたんで、それはちょっとあと触れさせていただこうと思います。  改めまして、今回実際の意味で新規というのは、企業さんがリクルート活動を、スカウトとかリクルート活動をすることに対して、これまでは合同説明会とか企業説明会だったんですが、実際に来てもらって、体験してもらいたいというようなニーズもかなりあるとお聞きしましたので、企業はそういった取り組みに意欲がある企業さん向けに、実際の学生さんに来てもらう旅費でありますとか、その他必要な経費について、ここの企業さんにこう支援すると。1社当たり幾らになるというところは、どれだけの学生さん来てもらうんかとかによって、多分増減はすると思いますが、こうした企業さんの努力に対して、どんどん輪を広げていきたいと。  そうしますと、実際に就活生を呼んでくるという話ですから、大学の学年時でいえば、3回生、4回生と。あるいは、場合によったらいわゆる第2新卒という方もいらっしゃるかもしれません。いずれにしても、ここの会社に興味を持っとるというある程度心に決めた人が多分来ると思っていますから、そうすると実際にいざそこの会社に就職を決めて、府中で暮らすことをイメージしたときに、既存の空き家バンクを御紹介するとか、移住の支援の補助金が使えるものがあれば御紹介して、使っていただくとか、そういう実現ということに対してしっかり企業を後押ししようと。  これは、どちらかといえば出口とか、実際に府中で暮らすというある程度イメージできた人に対しての支援策、もう一つはさらにそこを、これまでそれは商工労働課の事業で終わっちゃうんですけれども、既にワーキングホリデーでありますとか、移住ということを地域振興課で取り組んでおりましたので、就活生を対象にした企業の後押しということと、まだまだ府中のことをよく知らないとか、府中市内の企業でたくさんいろんないい企業があると思っていますけれども、まだ候補にも挙がっていないという人に対して、例えばですけれども、近畿大学と包括連携しているとか、そういったせっかくいろんなチャンネルつくっておりますので、また総務省でもふるさとワーキングホリデー事業ということで、総務省チャンネルからの情報発信もできますので、まだまだ府中での就職とか、府中市内の企業のどこでというのを決めてはないかもしれませんが、しっかり裾野を広げるという入り口戦略として今回二つの部、二つの課の事業を組み合わせてみるということです。  大学1、2年時に仕掛けた人たちが、今度は2年後、3年後、府中の企業を選んでもらえるように、興味を持ってもらえるような、いわゆる言葉は悪いですけれども、餌をまくみたなことをやって、企業さん独自のリクルーティングに加えて、予備軍候補者というのを早い段階から獲得していこうということでございます。  今回、組み合わせという形でお見せしたのが、見せる形にしたのは初めてですが、少し入り口、出口というそこをジョイントさせるということと、取り組み自体はワーキングホリデーやったからすぐ市内企業に就職というよりも、もう少し若いうちから、早いうちから手がけるという、それが2年後、3年後に育てていくという、少し時間軸の中で並行して取り組んでいきたいということで、今回新たな取り組み方ということで打ち出し、重点ということでさせていただいております。  それから、公務職場につきましては、今回出していますのは、民間企業、市内企業ということですので、正直ちょっと市役所就職に対してのこの事業としての想定はしておりませんが、今後いろんな他市町でも県庁でもそうですけれども、2、3日とか1週間とか、インターンシップという形で受け入れたりしております、そのための学生さんへお金を払うかどうか別として、早いうちから例えば市役所を知ってもらうのも、確かに取り組みとしてはあろうと思います。ちょっと、どんな形になるかわかりませんが、市役所自体のリクルーティングのやり方の一つとして、考えてみるというか、ありうる話かなと思っております。  ちょっとこの事業とは切り離した観点で、ちょっと受けとめたいと思っています。 ○主査(加藤吉秀君) ほかにありませんか。               〔ほかに質疑する者なし〕 ○主査(加藤吉秀君) 続いて、資料3、農業振興ビジョンの実現に向けて、質疑のある方は順次御発言をお願いいたします。  本谷分科員。 ○分科員(本谷宏行君) こちらの多様な担い手の確保、育成予算額として120万円ということですが、チャレンジファームの新規就農者事業について、予算は一人分を想定されているのだと思うんですが、チャレンジファーム就農者の人数と今後の見通しはいかがなのか。そしてまたこの予算では、農業体験の予算がないのではないかと思われるんですが、この辺についてはいかがか教えていただきたいと思います。 ○主査(加藤吉秀君) 田原農林課長。 ○農林課長(田原慎吾君) まず、チャレンジファームの研修生のお話でございますが、この事業はこれまでも説明をしてきておりますが、全農ひろしま及びJA庄原と連携をして、取り組んでいるチャレンジファーム研修事業における新規就農者の確保育成事業の一連事業として予算化をしているものでございます。  改めまして、現在の研修生の状況、また事業内容につきまして、御答弁をいたします。  現在、チャレンジファームでは、研修生1名が研修中でございまして、4月より上下町内の圃場で、新規に就農を開始いたします。アスパラガスは新規に定植をしてから、2年間は株の育成が必要でありまして、十分に管理をしないと、その後の収穫が十分にできず、収入が得られない期間が発生をいたします。収入が少ないために、農作業を犠牲にして、アルバイトなどを行ってしまいますと、アスパラガスの育成管理が十分に行えないというような状況になってしまいまして、その後の収穫量にも影響し、計画どおりの収穫ができなくなるということもございます。  この事業では、新規就農者を農作業に専念させて、早期の経営安定を図りまして、確実に就農者を定着させることを目的として、就農後2年間に限り、月額10万円の生活支援金を給付する、新規就農者1名分の120万円の予算を計上しているところでございます。  新規の担い手の確保に向けてでございますが、チャレンジファーム上下農場でのアスパラガスの研修は、2年間の研修期間中は、全農ひろしま様の臨時職員として雇用されます。雇用された状況で農業研修を受けることができます。  また、新規就農後、2年間はこの事業を活用して、市から生活支援をすることにより、農業に専念できるというメリットとしてアピールをしていって、担い手の確保に今後も努めてまいりたいと考えております。  研修生の募集は、毎年2名の新規就農者の確保を目標として、実施しているところなんですが、昨今の新型コロナウイルス感染症拡大に伴いまして、就農フェアが中止となってしまったり、規模を縮小して実施されるなど、満足な募集活動ができなかったこともありまして、研修生の確保には大変苦慮をしているところでございます。  このような中、ホームページでのチャレンジファーム研修状況の情報発信でございますとか、広島県をはじめ、JA庄原、全農ひろしまなどの関係機関で、研修希望者への個別相談などを行いました結果、令和4年度からは新たに1名の研修生を受け入れ、研修を開始する見込みとなっております。  チャレンジファーム事業は、農業を支える担い手の確保育成のための重要な事業でありますから、今後も事業主体の全農ひろしま等と連携をして、研修生確保を行ってまいりたいと考えております。  続きまして、農業体験事業につきましてでございますが、こちらの事業につきましては、観光事業を通じて、農業の受け皿となる地域組織と連携をし、さまざまな農業体験、地域の食材を使った食の提供などを行うことで、半農半Xや農業法人での雇用など、多様な担い手確保、育成につなげるものでございます。  この事業は、観光課と連携して実施するもので、予算につきましては予算説明資料14、観光振興ビジョンの実現の中に記載をしているところです。地域再生マネジャー事業の780万円の予算の一部を使って、実施をするものでございます。 ○主査(加藤吉秀君) 浅野観光課長。 ○観光課長(浅野昌樹君) 観光課からは、地域再生マネジャー事業につきまして、概要を、該当する部分について説明させていただきます。  資料14、観光振興ビジョンの実現を御覧いただければと思います。  この中で、2の事業内容のうち、1、(1)観光地域づくりを通じた観光商品づくりの上下エリアにあります、地元野菜の収穫体験をプログラムに、がこれに当たるものでございまして、農林課と連携して行う事業でございます。  事業の説明の前に、観光課で今年度に取り組んだ同様の事業について説明させていただきます。  令和3年10月に新装オープンいたしました法界山直販センターにおきまして、広島県観光連盟が主催いたします広島農場レストラン事業を活用いたしまして、上下産しょうがを収穫する体験とともに、キッチンバスでシェフが調理された料理を味わっていただくという事業に連携参加いたしました。この事業は、都市部に住まわれる方を対象に、農業体験や食体験、地産地消や農家の方々とのふれあいを通して、農業への理解や楽しみを感じてもらうということが目的としており、参加者からは非日常であるという収穫体験や屋外での料理を堪能され、大変好評でございました。  この取り組みは、地域再生マネジャー事業の有識者とも共有し、助言を受けながら実施してきたところでありまして、令和4年度は地域再生マネジャー事業の予算を活用し、引き続き、上下町井永の農事組合法人で行う野菜の収穫体験事業の商品化に向けた取り組みを支援する予定としております。  この事業によりまして、近隣市町からの観光客の誘致を目指すとともに、農業体験により、府中市の農産物のファンをつくり、農業への関心を高め、将来の担い手へつなげることで、地域の活性化につながるものと考えております。  観光課としても、農業にかかる収穫体験プログラムとして、商品化することで、これまでの売るだけの農業から、観光客を呼び込む農業へシフトしていくことで、アグリビジネスとしての農業観光の確立を支援していく考えでございます。  受け皿になる農業組合法人におかれましても、体験農業として観光客を呼び込むことで、新たな収入につながる仕組みとなり、観光振興への参画意欲をさらに高めていくことにもつながると考えております。  事業推進への農林課としっかり連携を図っていく考えでございます。  観光課からは以上です。 ○主査(加藤吉秀君) 本谷分科員。 ○分科員(本谷宏行君) 農業体験、観光課と連携してというふうな説明であったと思うんですけれども、先ほど観光課から農業観光というような形で御説明もいただきましたけれども、そうしたものに対する、いわゆる評価というのは、これは毎年どういうような形で行っていかれるんでしょうか。あれば教えていただきたいんですけれども。 ○主査(加藤吉秀君) 田原農林課長。 ○農林課長(田原慎吾君) 今の策定している農業振興ビジョンでも、こちらの事業を上げさせていただいている状況でございますが、KPI設定というような中で、こういう観光事業を取り組んだ事業者実施者数というようなものを追っていきたいと思っております。 ○主査(加藤吉秀君) 本谷分科員。 ○分科員(本谷宏行君) それでは続いて、有機肥料による土づくり推進事業、こちらも新規事業ということで、予算額100万円を上げられておりますが、こちらの事業について、令和4年度で具体的にどのように取り組んでいくのか、またその後の計画があれば、教えていただきたいと思います。 ○主査(加藤吉秀君) 田原農林課長。 ○農林課長(田原慎吾君) 土づくり推進事業でございますが、本事業につきましては、農業の基本であります土づくりにおいて、今までは勘と経験に頼っていた土づくりでございますが、これに対しまして土壌中の微生物の量を科学的指標を用いて、データ化する技術を活用して、土づくりにこだわった府中市ブランドを創出し、農産物の付加価値を高め、競争力向上、農業所得の向上を目指す事業でございます。  この取り組みは、地域循環型農業の推進、また化学肥料の低減による地力の向上や土壌中への炭素貯留など、カーボンニュートラルやSDGsに貢献するものと考えております。  土づくりは一朝一夕にはできないため、令和5年度以降の具体的な推進に向けまして、令和4年度につきましては、展示圃場を設置をいたしまして、土壌や使用する有機堆肥の分析、またそこで生産した作物の収量でありますとか、食味の比較など、土づくりの効果を検証していくようにしております。  実践する形態については、研修会等開催するなどの支援もあわせて行っていきたいと考えております。  その検証結果をもとに、令和5年度以降になりますが、堆肥利用促進のための構築連携支援やまた食の安全・安心の見える化など、土づくりにこだわり、エビデンスに基づいたブランド化による農作物の付加価値の向上に努めてまいりたいと考えております。 ○主査(加藤吉秀君) ほかにありませんか。  加島分科員。 ○分科員(加島広宣君) 質問の続きになりますが、土づくり推進事業ということで、最初のものづくりの高度連携促進事業というのがあったと思うんですけれども、そちらのいわゆる農業版なのかなというふうに、私は認識したんですが、このデータ化、見える化となっていますけれども、それを実際に実践される人は、どのぐらいを想定されていらっしゃるんでしょうか。 ○主査(加藤吉秀君) 田原農林課長。 ○農林課長(田原慎吾君) まずは、農業法人等を中心に、こういう土づくり、またデータ化というようなところの取り組みを始めていきたいと考えております。  いつ、施肥したでありますとか、防除をしたとか、というような栽培履歴等から、今は手書きで日誌等をつけていらっしゃるようなものをシステム化できるような取り組みでありますとか、またそういうものを今度産直市等で買っていただくときに、そういう履歴がすぐぱっと見られるようなものを想定して、今後そういうシステム等を考えていきたいと考えておるところでございますので、できるだけ多くの農家さんに使っていただければいいんですが、まずは法人から進めてまいりたいと考えております。 ○主査(加藤吉秀君) 加島分科員。 ○分科員(加島広宣君) ですから、法人にアナウンスをされるというような考えで、この予算で足りるんでしょうか。 ○主査(加藤吉秀君) 田原農林課長。 ○農林課長(田原慎吾君) 令和4年度の100万円につきましては、展示圃場の設置をして、土壌分析、堆肥の分析等をする予算として計上しております。今の見える化というのは、その後、令和5年度以降検討してまいる考えであります。 ○主査(加藤吉秀君) ほかにありませんか。  芝内副主査。 ○副主査(芝内則明君) 事業の目的の文書の中にも府中市農業振興ビジョン策定中であると、先ほど課長の答弁の中にもありましたが、きょう概要版が出ておりますが、この農業振興ビジョンの実現に向けてというこの事業でありますが、策定中のものに対して、そこで協議されているものとの整合性はどのように理解すればいいのか、何度か出席させていただいておりますが、そこにおられる方とも十分に今回の例えば事業についても、協議をされてきたのかお伺いしたいと思います。 ○主査(加藤吉秀君) 田原農林課長。 ○農林課長(田原慎吾君) 現在、府中市では次世代につなぐ持続可能な農業のその確立を将来像といたしまして、活力ある強い農業の実現、魅力ある農村の創造を基本目標として、府中市農業振興ビジョンを策定しているところでございます。  農業振興ビジョンでは、若者が夢を持って、就農を志すことができる魅力ある産業としての農業を確立し、個人や法人、企業等がそれぞれの生産活動を通じて、社会経済に活力をもたらす農業やまた多様な主体を育成し、農地などの農村資源を含めて、次世代に引き継ぐことで、持続可能な農業、農村へとつなげていくことを目指しております。  本市の農業は、農業所得が低迷している上、担い手不足等から農業の衰退が今後もますます進行することが予想されているところです。こうした待ったなしの状況の中、農業振興ビジョン作成、施策中で先行いたしまして、令和4年度は稼ぐ農業と農業関連ビジネスの創出を目指しまして、プロ農家育成に加え、半農半X、体験農業を初めとした多様な担い手の確保の取り組みとする、多様な担い手確保育成、生産性向上のための機械化、スマート化促進事業、土づくりの高付加価値化を目指す有機堆肥による土づくり推進事業に取り組みものであります。  今、これらの3事業につきましては、農業振興ビジョン策定委員会の中で、出てきた御意見を参考というか、もとに、待ったなしというような担い手の問題でありますとか、また担い手を確保していくためには、農業が稼げるものでなければならないというようなところで、農産物に付加価値を向上するための取り組みでありますとか、そういうような部分で委員の皆様とも共有ができていると考えているところです。 ○主査(加藤吉秀君) 芝内副主査。 ○副主査(芝内則明君) 先行投資、待ったなしというのは、十分に理解をしております。  じゃあ、この農業ビジョンは、いつ発表されますか。  どこで、この集約をして、どのような形で発表されて、前に進んでいかなければならないということを今言われとるわけですから、そこの点についてお伺いしたいと思います。 ○主査(加藤吉秀君) 田原農林課長。 ○農林課長(田原慎吾君) 現在、農業振興ビジョンにつきましては、先ほど部長からも御答弁いたしましたが、5回の策定委員会を経たのちに、現在パブリックコメントの募集をしているところでございます。
     こちらのパブリックコメントの募集が終わりまして、年度内には完成という運びにいたしますので、年度内にはホームページで公表というような運びになると考えております。 ○主査(加藤吉秀君) ほかにありませんか。  加島分科員。 ○分科員(加島広宣君) 先ほどの御説明に、生産性向上のための機械化、スマート促進事業ということで、予算を見ましたら、これ200万円なんですけれども、この予算でどういう機械を購入できるものなのかと、ふと思うんですが、あくまでのスタートの一つとしての、このスモールスタートとなっているのか、どういう機械を購入する予算になるんでしょうか。 ○主査(加藤吉秀君) 田原農林課長。 ○農林課長(田原慎吾君) この機械化、スマート化促進事業でございますが、高収益作物の生産性向上、また農作業の機械化を初めとしたスマート農業技術の効果的な導入と農業機械の共同利用体制の普及を図りまして、振興作物の生産拡大、また産地化を図り、競争力の向上を目指す事業でございます。  そのための防除作業の共同化を見越したドローンの導入でありますとか、法人間等で共同利用する専用機械の導入などの購入を想定しております。 ○主査(加藤吉秀君) 加島分科員。 ○分科員(加島広宣君) 水田農業とかいろいろ野菜とかのイメージの図があるんで、そうしたものをつくったりするものに使われる機械とか、先ほど言われていたデータ取得とかという機械なのかなと思っていたんですけれども、ドローンを購入する費用ということなんでしょうか。 ○主査(加藤吉秀君) 田原農林課長。 ○農林課長(田原慎吾君) 今御答弁いたしましたのは、例えばというようなところでございまして、どの機械をこの事業で購入ができるかという部分につきましては、要綱を作成していく中で、検討していきたいと考えております。 ○主査(加藤吉秀君) 加島分科員。 ○分科員(加島広宣君) 農業従事者の方から農業するのにはお金もかかるし、機械もお金が非常にかかるというお話はよく聞くんで、そういうものへの補助的な予算だと私は思っていたんですけれども、今後またその辺り、どういうものに使われるのかというのは、ちょっと明確にしていただきたいなと思います。 ○主査(加藤吉秀君) ほかにありませんか。               〔ほかに質疑する者なし〕 ○主査(加藤吉秀君) それでは農業振興ビジョンについては、これで終わります。  昼食のため、休憩いたします。  午後は1時から再開いたします。            ~~~~~~~~~~~~~~~~~~                午前11時48分 休憩                午後1時1分 再開            ~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ○主査(加藤吉秀君) 再開いたします。  休憩前に引き続き、質疑を行います。  続いて、資料9、i-coreFUCHU(いこーれふちゅう)を活用したにぎわいづくりについて、質疑のある方は、順次御発言をお願いいたします。  本谷分科員。 ○分科員(本谷宏行君) 先ほど、こちらで説明もお聞きしましたが、この第2期整備に向けて、令和4年度整備エリアに向けてということですが、南側Dのエリアとして(仮称)ラウンジゾーンとかということを記載されております。こちらのオープンカフェなどを先行整備するための設計の予算額として1,198万4,000円が上げられております。  こうしたものについて、検討委員会でさまざまな検討がなされておりますが、私も数回というか、参加させていただいているわけではございますが、その検討委員会の中ではどのような意見が出ているのかをお聞かせいただきたいと思います。 ○主査(加藤吉秀君) 近藤i-coreFUCHU推進課長。 ○i-coreFUCHU推進課長(近藤和成君) 直近で申し上げますと、先月2月24日に開催しております検討委員会では、オープン前の利用状況や未整備エリアの整備方針として、南側エリアを先行整備し、北側エリアについては南側エリアの利用状況を踏まえながら、段階的に整備することを御説明いたしたところでございます。  委員長からも空間イメージや段階的な整備は、委員会ともベクトルが一致しているという認識のまとめをいただいております。  委員会から出た意見を、一部御紹介させていただきます。  カフェの単体では営業が厳しいので、カフェを含めて空間マネジメントをしてくれそうな人を探してはどうか、このエリアは府中の情報コミュニケーションの場、府中らしさとして、オンリーワン商品を置いたり、紹介する場にしてはどうか。カフェとブックのギャラリーの運営をオールインワンでできれば、一つのブランドとして統一的に展開できるのではないかといった御意見をいただいております。  また、北側エリアについての考え方として、実証化させながら進めることは非常に重要であると、民間事業者にも参入してもらい、事業としての可能性を探ってもらいながら、同時に進めていければいいのではないかという御意見もいただいております。 ○主査(加藤吉秀君) 本谷分科員。 ○分科員(本谷宏行君) 検討委員会の中でのいろいろな御意見を御紹介いただきました。その他として、例えば先ほど言われたカフェ等については、市民の皆さんからも、私たちも、ほかの議員もだと思うんですけれども、よく聞いているんじゃないかと思いますが、やはり今のi-coreFUCHU(いこーれふちゅう)の2階の部分については、飲食ブースですよね。こちらの要望が非常に高いわけでございますけれども、そうした一般市民の皆さん方の声はどういうような形で今後反映されていくのか、教えていただきたいと思います。 ○主査(加藤吉秀君) 近藤i-coreFUCHU推進課長。 ○i-coreFUCHU推進課長(近藤和成君) コロナ禍という厳しい状況の中で、またカフェの形態については、このたびお配りした、配布した資料にもつけさせていただいております。なるべくセルフで、人件費のかからないような形態が好ましいのではないかと考えております。  また、市民の皆様の御意見もいただきながら、現在i-coreFUCHU(いこーれふちゅう)の中でも、飲食業者の方が2店舗、週末を中心に出店していただいておりますので、そういったところの声を反映していきたいと考えております。 ○主査(加藤吉秀君) 本谷分科員。 ○分科員(本谷宏行君) 今後そうした施設の運営主体であるとか、運営の内容、特に開業日であるとか、催しものの出店者の選定等について、今までもいろんな出店者側からの御意見であるとか、私も個人的にお聞かせいただきました。そうしたことについて、府中市としてはどのように対応していくのか、どのように考えているのかをお聞かせいただきたいと思います。 ○主査(加藤吉秀君) 近藤i-coreFUCHU推進課長。 ○i-coreFUCHU推進課長(近藤和成君) 南側エリアの完成予定時期といたしましては、令和5年の夏を先日の検討委員会でも公表しているところでございます。  今後の管理運営体制でございますけれども、現在i-coreFUCHU(いこーれふちゅう)というのは、設置管理条例及び同施行規則のほか、建物の所有権を株式会社天満屋ストアと府中市が持ち分割合により共有をしておりますので、両社による規則やi-coreFUCHU(いこーれふちゅう)の運営マニュアルを作成し、適切な運営管理に努めております。  また、月に一度、テナント会議に出席し、情報提供や建物全体の協議事項等につきまして、意見交換や調整を行っているところでございます。 ○主査(加藤吉秀君) 本谷分科員。 ○分科員(本谷宏行君) 具体的には、例えば昨年末からお正月にかけて、年末年始にかけて、新型コロナもかなり収束したかのように見えて、結構な人流というか、帰省された方もいらっしゃるということで、i-coreFUCHU(いこーれふちゅう)の部分も当初、年末年始は休業、お休みという対応でありまして、天満屋店内のテナントさんからも、また一般の市民の方からも、子供がこっちに久しぶりに帰ってくるのに、2階のi-coreFUCHU(いこーれふちゅう)にできたいろんな施設であるとか、ちゅちゅであるとか、そうしたところも見られないのかというふうなお声も、私も聞かせていただきました。そういうような中で、いろんな担当課にも働きかけもさせてもいただきましたし、最終的には市長の判断ということで、年末年始に向けて、急遽といってもいいと思うんですけれども、i-coreFUCHU(いこーれふちゅう)もオープンしていただいた。結果、非常に私に声をかけていただいた方は喜ばれておられました。ですから、そういう意味で、先ほどちょっと具体的に営業日というか、そういうふうなものについての考え方を、そういったことも踏まえて、ぜひもう一度お聞かせいただきたいと思います。 ○主査(加藤吉秀君) 近藤i-coreFUCHU推進課長。 ○i-coreFUCHU推進課長(近藤和成君) i-coreFUCHU(いこーれふちゅう)の設置管理条例に関して、第5条になりますけれども、開館日が1月4日から12月28日までとするということで規定をしております。  このたびの年末年始の措置につきましては、市長が特に必要があると認める場合という適用条例を使わせていただいております。今後、オープンして、間もなかったということも一つございますが、管理体制が確立できましたら、この条例も見直しを含めて検討していきたいと考えております。 ○主査(加藤吉秀君) 本谷分科員。 ○分科員(本谷宏行君) 管理条例の変更も含めてということですんで、ぜひお客さんというか、市民目線に立ったような運営をさらに心がけていただきたいと思いますんで、こちら要望としてよろしくお願いいたします。 ○主査(加藤吉秀君) ほかにありませんか。  加島分科員。 ○分科員(加島広宣君) いよいよ、夢の広がるi-coreFUCHU(いこーれふちゅう)の第2期整備ですけれども、目的の最後に、この施設のブランディングを構築していくというように締めてあるんですが、これもう少しわかりやすく御説明いただけますか。 ○主査(加藤吉秀君) 近藤i-coreFUCHU推進課長。 ○i-coreFUCHU推進課長(近藤和成君) ブランディングということで御説明申し上げます。  i-coreFUCHU(いこーれふちゅう)事業は、第5次府中市総合計画のリーディングプロジェクトとして、横断的目標である選ばれるまち府中の実現に向け、人つながりが育つまち、活気にあふれるまちなど、商業施設を活用し、官民連携による取り組みを進めているところでございます。  本議会においても御説明させていただいていますとおり、未整備エリアのうち、南側エリアを先行整備し、そこには単なるカフェを整備するのではなく、多数の交流による偶発性を高め、ふとした出会い、気づき、発見を得られる場所を目指し、ブック、ギャラリー、セレクトショップなどと体験を掛け合わせた空間とし、利用者同士のつながりや新たな利用者層の獲得拡大に結びつけていきたいと考えております。  アイデアをブラッシュアップしながら、南側エリアから北側エリアへつなげることを意識し、着実に進めてまいりたいと考えており、まさにこのブランディングというのは、私ども本市の玄関口であり、ランドマークでもある商業施設という拠点性を生かした府中らしさの展開であると考えております。 ○主査(加藤吉秀君) 加島分科員。 ○分科員(加島広宣君) それで、Dエリアのこのオープンカフェの整備計画であろうというように思うんですけれども、先ほどの御説明にこの民間事業者の意見を聞かれながらというような御説明があったんですが、隣の「道の駅 びんご府中」のレストランは、市内の方に算入いただいたわけでありますが、このオープンカフェもそうした市内のかたに参入を促されるのか、それとも大手のそういったところ、どのように何かお考えがあれば、御説明いただきたい。 ○主査(加藤吉秀君) 近藤i-coreFUCHU推進課長。 ○i-coreFUCHU推進課長(近藤和成君) 先月、2月24日に開催しました検討委員会において、飲食機能の整備につきましては、反対意見は出なかったものの、コロナ禍や平日の集客情報を不安視するような意見もございました。ある委員からは、カフェ単体では営業は厳しいので、カフェを含めて空間マネジメントしてくれそうな人を探してはどうかなどという御意見もいただいております。  こういった南側エリア一部の、一体的な管理によるカフェとの相乗効果を求める声もいただいておりますので、委員会の意見をしっかりと踏まえながら、単にカフェを整備する、運営者を公募するのではなく、先ほども御説明した、ブランディング構築も含め、エリアの一部を一体的に管理できる人や団体について、市内を中心にヒアリングを進めてまいりたいと考えております。 ○主査(加藤吉秀君) ほかにありませんか。               〔ほかに質疑する者なし〕 ○主査(加藤吉秀君) 続いて、資料10、グランドデザイン実現に向けたステップについて、質疑のある方は順次御発言をお願いいたします。  本谷分科員。 ○分科員(本谷宏行君) こちらは、府中駅周辺整備に向けた構想ということで、予算額が1,000万円ということでありますが、この予算額1,000万円で、どのような取り組みを行っていくのか、具体的に教えていただきたいと思います。お願いします。 ○主査(加藤吉秀君) 日野都市デザイン課長。 ○都市デザイン課長(日野雄蔵君) この1,000万円の取り組みなんですが、今年度、令和3年度には、駅の構内の測量をいたしております。  今度はこういうデータを使いながら、駅南北の接続手法、これにつきまして鉄道事業者と調整を行ってまいりたいと考えております。  駅南のにぎわいの創出に向けて、一連の展開を駅北へ波及することを念頭に、駅北市街地の将来ゾーンも含めて検討してまいりたいと考えております。 ○主査(加藤吉秀君) 本谷分科員。 ○分科員(本谷宏行君) 駅の構内の調査を行われて、今後いろいろ検討していくことでありますけれども、府中駅周辺の南北通路については、特に北側の住民の皆さん、もちろん南側もですけれども、そうした利便性を考えて、非常にニーズが高いものになっていると思うんですけれども、先ほど言われたように今後検討していくというふうな、さまざまなできることを検討していくということだと思うんですが、今後、その整備内容の検討について、今後どのようなスケジュール感で進めていかれるのか教えていただきたいと思います。 ○主査(加藤吉秀君) 日野都市デザイン課長。 ○都市デザイン課長(日野雄蔵君) 府中駅南側エリアにつきましては、i-coreFUCHU(いこーれふちゅう)におきましては、オープン以来、月平均1万人超えの集客を維持し、参加者同士のつながりが芽生えております。  また、「道の駅 びんご府中」において、市が主導して、レストラン事業者を交代したほか、商工会議所の青年部主体のハッピーサンデーマーケットや市民参加型の社会実験ピックライクの実施などによりまして、新たなスポットとして定着が図れる中、3年後の市民プールの建設をにらみまして、i-coreFUCHU(いこーれふちゅう)につきましては新たなカフェを整備、「道の駅 びんご府中」では産直レストランの魅力向上を図り、公共交通整備に向けた社会実験などによりまして、一体的な整備によりエリア全体が生まれ変わろうとしております。そうしたことから、府中駅南側エリアで行われている取り組みによりまして、生じるにぎわいを駅北エリアへ波及させるために、駅周辺整備につきましては今後10年間程度で進めてまいりたいと考えております。 ○主査(加藤吉秀君) 本谷分科員。 ○分科員(本谷宏行君)今後10年間程度で整備を考えていかれるということですが、説明もいただいたように、いろんな事業がお互い連携して、より相乗効果が上がる事業であると思いますので、ぜひその辺を含めてしっかりと取り組んでいただきたいと思います。  続いて、河川敷整備ですね。それと河川敷整備、道路整備、こちら予算額が1億2,700万円ということですが、この道路整備、府中8号線ほかとなっておりますが、具体的にはどこをどのように整備されようとするのか、お聞かせいただきたいと思います。 ○主査(加藤吉秀君) 日野都市デザイン課長。 ○都市デザイン課長(日野雄蔵君) 府中8号線の位置でございますが、堤外交差点。これは消防署の前の交差点から芦田川の左岸線、これは、なんば医院の前のまでの区間と、それと土生元町5号線といたしまして、ポム小道の延伸でございます、横井薬師堂から出口川の土手を通って末広橋まで向かっていく道、これにつきまして整備をするものでございます。整備内容といたしましては、舗装の高品質化、歩くことが楽しめるような整備。さらには、歩道のインターロッキングや街灯、案内板、サインの整備などを予定しております。 ○主査(加藤吉秀君) 本谷分科員。 ○分科員(本谷宏行君) 歩くことが楽しめるような整備というふうな御説明もいただきました。かねてから、同僚議員からも、ポムポムに行く、府中駅周辺からそちらに向かうポム小道も含めてですけれども、なかなかかねてから天満屋周辺、駅周辺とポムポムを連携してにぎわいを創出するというような説明も受けてきましたが、こういった道路整備も非常に重要なんだとは思いますが、先ほども説明されたように、歩いて楽しいという中に、まず安全ということも当然、一番に来るんじゃないかと思うんですけれども、先ほど言いかけましたように、かねてから同僚議員と安全に歩いていける道路に、先ほどちょっと説明をいただいた中では、具体的な、例えば歩道がしっかりと確保されるとか、そういうふうなものになるのか、その辺のお考えを改めて聞かせていただきたいと思います。 ○主査(加藤吉秀君) 日野都市デザイン課長。 ○都市デザイン課長(日野雄蔵君) 安全に歩いていくという仕組みは非常に大切なものと考えておりまして、交通規制も一つの方法だと思っておりますし、その交通規制だけではなくて、歩車共存道路というような、歩行者と自動車が共有できるような、共存できるような、そういう整備も含めて、検討してまいりたいと考えています。 ○主査(加藤吉秀君) 本谷分科員。 ○分科員(本谷宏行君) ぜひ、安全面には本当、最重要で取り組んでいただきたいと思います。  続いて、先ほど、交通規制というふうなお言葉も出ましたけれども、かねてから一般質問等の中ででも、御提案というか、させていただいておりますが、ポムポムと出口川の間の道路ですよね。こちらのほう、また今年度内にはそれこそ市民の皆さん、大変楽しみにお待ちいただいている、複合の大型遊具が完成をされるということで、もちろん市内だけではなくて、市外からも大勢のお客さん、子供さん連れが見えられると思うんですけれども、やはりそうしたときに、その間の道路ですよね。こちらのやはり安全性をどういうふうに担保していくのかということも含めて、やはり交通規制、特に土曜日曜祝日とか、そうしたものは積極的に近隣の皆さんの理解を得ながら、やはりそういった取り組みも図っていただきたいとは思うんですけれども、その点についてはどのようにお考えでしょう。 ○主査(加藤吉秀君) 日野都市デザイン課長。 ○都市デザイン課長(日野雄蔵君) 交通規制につきましては、オープン時につきましては、交通規制を今検討しとる状況でございます。  全ての土日、祝日を歩行者専用道路にすることにつきましては、先ほど分科員さんからもお話がありました周辺住民の御意見等踏まえる必要があると考えております。  また、先ほど紹介しましたように、安全性を確保するために、交通規制ではなく、歩車共存道路の整備的なのも考えていきたいということもございますし、またあと、天満屋などの駅南エリアを臨時駐車場として活用しまして、シャトルバスの運行によるポムポム周辺の交通量の緩和、軽減するというようなソフト面での回遊性を出していくというような取り組みも検討してまいりたいと考えております。 ○主査(加藤吉秀君) ほかにありませんか。  加島分科員。 ○分科員(加島広宣君) 最初にピックライクについてお伺いしたいんですけれども、事業内容には整備方針案をまとめるとなっているんですけれども、その整備方針案をまとめるための予算700万円なのか、それともこの社会実験が行われているような絵があるわけですけれども、こういった実験を行うための費用なのか、ちょっと教えていただけますか。 ○主査(加藤吉秀君) 日野都市デザイン課長。 ○都市デザイン課長(日野雄蔵君) 今年度の700万円の予算でございますが、結論からいいますと、社会実験をする運営企画の予算。さらに、それらの検証をする予算。さらには、ある程度、今年度どういう形におさめていくのかという方向性を検証していくというための予算でございます。
     今、ピックライクという言葉が出たんですが、なかなかピックライクという言葉が、実は造語でございまして、皆様なかなかわかりにくいと思いますので、少し今年度の活動と、ピックライク、どんなことをしたか、どうしてそういう名前がついたかを簡単に説明をさせてもらいます。  まず、ピックライクの名前の由来なんですが、まるでピクニックをするように、楽しみながらまちづくりの理想像を描きながら共有し、少しずつ実現しいていく取り組み、活動ということで、ピクニックであるとか、ピクチャー、選ぶといったピックアップというようなピックから、ライク、そんなようなということで名前をつけとります。  これは7月から活動を開始したんですけれども、7月にはコアメンバーのいるNPO法人の府中ノアンテナをメンバーに、中心にキックオフミーティングを行いまして、「道の駅 びんご府中」周辺を散策しながら、この場所、この駅南がどんな場所になれば、人々に来てもらえるかという、交流が生まれるかということをアイデアを出しながら、さらにイメージを共有するため、イラストに起こすというような作業をしております。  8月には、テントやランタンなどを持ち寄って、都会で行っているようなアーバンキャンプみたいなしつらえをメンバーで行いまして、広場の将来の使い方の一つとしてもイメージを確認しながら、ミーティングを行っております。  そのあと、コロナ禍で社会実験が行えない時期もございましたが、その間も、オンラインたき火と題した、ウエブミーティングでアイデアを膨らますとともに、参加者、仲間をふやしていったところでございます。  10月には、キックオフミーティングで出たアイデアの一つ、居心地のよい森づくりをテーマに、植物を植える、飾る、芝生の設置を行い、心地のいい空間を楽しむ社会実験を行っております。  この活動は家族連れや「道の駅 びんご府中」に訪れた女性を中心に、好評を得ておりまして、何かをつくって与えるというような公園ではなくて、やりたいことができる公園、そういうのを求めているんじゃないのかという振り返りをこの時点でしております。  11月には、やってみたいことの実現ということをテーマに、新たな参加者の持ち込み企画といたしまして、けん玉であるとか、DJというものが実施しております。子供たちにも非常に好評でございまして、自分たちも何かやってみたいというような機運を生み出して、次回へとつながっております。  また、ベンチづくりによりまして、参加者が場所づくりに参加できるような企画も実施しております。  12月には、寒いながら多くの人が参加していただきまして、交流やチャレンジをテーマに、新たな持ち込み企画、読み聞かせであるとか、子供たちによる工作、ストリートドラム、ギターにフラダンスも加わって、自然に音楽のセッションが参加者同士で交流が生まれたと。また、楽器や音楽に興味を持った中高生の参加者も目立っております。  こういう実験の中で、また新年度実験を繰り返す中で、方向性を見出していきたいということです。 ○主査(加藤吉秀君) ほかにありませんか。  本谷分科員。 ○分科員(本谷宏行君) ちょっと1点、漏らしていたんですけれども、広島建築学生チャレンジコンペトイレについてお聞かせいただきたいんですが、私個人的には建築学生のチャレンジコンペ、非常に有意義であったと思っております。いろんな府中市を全国に知っていただくための一つの大変有意義な取り組みだったことを理解しておりますが、このトイレに関して、事業費は5,100万円、うち国費が2,100万円と、市債が3,000万円という金額に対して、やはり市民の方からも大変高額ではないんかというふうな、当然声も上がって、聞いたりもしております。その辺について、先ほど私個人的な意見も考えも述べさせていただきましたが、府中市としてはその辺はどういうふうにお考えなのか、教えていただきたいと思います。 ○主査(加藤吉秀君) 日野都市デザイン課長。 ○都市デザイン課長(日野雄蔵君) 広島チャレンジコンペに基づきまして、今回トイレの設計の素案を、アイデアを採用しております。これは、広島チャレンジコンペをするときの実施要領といたしまして、学生なんで、正確な数字は出ないと思うんですが、おおむね2,500万円程度に抑えるような設計をしてくださいというようなもので、要綱をかけております。それに基づきまして、そのほか外構とすれば、パーゴラとか水飲みとか、これ別途予算でやりたいと思うんで、場合によってはそういう総合的なアイデアも提案してくださいとお願いをしております。  その辺で、実際に出たアイデアというのが、外構を含めて、大変魅力的な提案だったということであるとか、建築専門家からは金額も妥当性があるんじゃないのかというところを考慮されて、最優秀に選ばれたような経過がございます。  この実施に当たりまして、今回最優秀に選ばれた学生さんたちとも協議しながら、切り詰められるところは切り詰めながら、コンセプトをしっかり生かしたものとさせていただいております。  やっぱり、5,000万円のうちの大きなところを占めるのが、合併浄化槽というものがございまして、これはトイレの設計と別途になっておりますので、この辺りであるとか、外構の費用、その辺りで結果的に5,100万円とはなっとんですが、決して他のトイレと比較して、高額のものとは思っておりません。 ○主査(加藤吉秀君) ほかにありませんか。  加島分科員。 ○分科員(加島広宣君) 今、ちょっとトイレのお話になったので、続けてトイレに集まり、トイレが集まるという企画で大変私も評価できる提案であるなというように思っております。トイレなんで、特に管理次第では客離れにつながってしまうんで、このトイレの整備後の管理は、だれが行うようになっていますでしょうか。 ○主査(加藤吉秀君) 日野都市デザイン課長。 ○都市デザイン課長(日野雄蔵君) トイレにつきましては、こどもの国ポムポムの指定管理者でございます、シダックス大新東ヒューマンサービスさんにお願いすることになります。 ○主査(加藤吉秀君) 加島分科員。 ○分科員(加島広宣君) そうしますと、今トイレを新たにシダックスさんは管理しなければいけないということで、話し合いとか調整ですとか、指定管理料を含めて、そういったお話は了承済みなんでしょうか。 ○主査(加藤吉秀君) 日野都市デザイン課長。 ○都市デザイン課長(日野雄蔵君) 詳しいことにつきましては、担当課と違いますので、契約内容に踏み込んだところまではわからないんですが、トイレの管理をしていただけるように確認しております。 ○主査(加藤吉秀君) 加島分科員。 ○分科員(加島広宣君) はい、わかりました。  そうしましたら、河川敷整備の道路のところで、インターロッキング道路の設備が老朽化したということで、老朽化の整備をされるのかなというように読み取ったんですが、このインターロッキングというのはデザイン性とか水はけという部分ではメリットがあると思うんですけれども、ベビーカーとか車椅子が走行する場合、がたつきや振動があるということも伺っているんですけれども、バリアフリーインターロッキングブロックというようなものがあるようなんですけれども、これ費用がかかるんだと思うんですけれども、そうした別の工法などを検討というか、お考えがもし、どういうような内容の整備をされるのか、お願いします。 ○主査(加藤吉秀君) 日野都市デザイン課長。 ○都市デザイン課長(日野雄蔵君) 従来のインターロッキング、確かにがたつきとか振動とかもあったんですが、昨今の製品につきましては、品質とかの技術の向上もございまして、そのがたつきとかがなくなったりとか、価格も抑えられて、そんなに極端な差がない状況になっております。府中学園とか府中市民病院ではそういうインターロッキングを採用させてもらっているんですが、そこにつきまして、特に今まで苦情があったわけでもございませんので、その辺の品質についてはかなり改善されていると思います。  そうは言いましても、インターロッキングは万能とは決めつけておりませんので、分科員さんのおっしゃるとおり、その箇所にあった整備は必要ではないかと考えておりまして、そういった例えばアスファルト系で何かできないかとか、そういうことも踏まえて検討していきたいと考えております。 ○主査(加藤吉秀君) ほかにありませんか。               〔ほかに質疑する者なし〕 ○主査(加藤吉秀君) 続いて、資料12、民間事業者のノウハウを活用したキャンプ場づくりについて、質疑のある方は、順次御発言を願います。  本谷分科員。 ○分科員(本谷宏行君) 民間事業者のノウハウを活用ということでありますけれども、これ当初予算額で330万円ということなんですけれども、事業内容を見ますと、キャンプ場でのワーケーション事業の推進も入っておりますが、先日も報道等にもありましたけれども、なかなかキャンプ場でのそういうワーケーションの活用が余り、コロナ禍ということもあるのかもしれませんけれども、そういった影響もあるのかなとは思いますが、今後そういうふうな民間事業者のノウハウを活用ということで、この予算、どういったものに使われて、またどういったような内容になるのかを教えていただきたいと思います。 ○主査(加藤吉秀君) 浅野観光課長。 ○観光課長(浅野昌樹君) 市内にございます羽高湖、河佐峡、四季の里の三つのキャンプ場を持つ観光関連施設につきましては、現指定管理者によります指定管理期間が今年度末で満了するところでございます。昨年12月議会におきまして、施設の有効を最大限に発揮できるよう、施設のあり方を見直すために、令和4年度の1年間、現指定管理者を管理者として指定したところでございます。  今後、稼げるキャンプ場づくりを目指しまして、民間のノウハウを活用できる体制にシフトしていくため、今年度民間事業者の施設管理のノウハウやアイデアを取り入れるための意見交換の場といたしまして、サウンディングによる市場調査をコンサルティング会社に支援していただきながら、オープンな形で2回、個別の民間事業者とのクローズの形で12回実施し、施設のあり方や活用方策などに関する御意見をいただいたところでございます。  参加いただきました事業者からの主な意見といたしましては、老朽化により使用できない施設の撤去やトイレやシャワーなどの受け入れ環境整備を初めとしたハード整備計画、また近年のキャンパーが求める流行のトレンドなど、そして何より重要なのが利用者の安全・安心を担保するためには、明確なルールづくりであることなど、主に利用者側の立場に立った意見など数多くいただいたところでございます。  市といたしましては、三つのキャンプ場の一括管理運営委託を前提に、それぞれの特徴を最大限生かし、他のキャンプ場にはない、一度は行ってみたい、また来たいと感じさせる雰囲気づくりや魅力ある実施事業など、またキャンプ場以外にも訪れたくなるような新たなコンテンツ開発を行いまして、他の観光施設や地域団体との連携を図った新たな施設を目指していきたいと考えております。  その事業内容の具体でございますが、こういった指定管理の公募の際の仕様の詰めを行うため、次期指定管理者への応募を検討している事業者に対しまして、事業者による追加施設の整備の意向などの追加の調査、三つのキャンプ場を一括運営とした場合の条件の整備、誘客促進につながる新たなアイデアを反映できる公募条件の具体などを取りまとめるほか、事業者や地域団体との説明会の実施など、公募にかかるサポート事業を一括して実施していただくことにより、新たな指定管理者への円滑な移行を行いたいと考えております。  それで、先ほど言われましたキャンプ場にあるワーケーションスポットの活用に向けましても、新たな指定管理者となる事業者と連携しながら、利用促進、事業改善などについてもアドバイスをいただきたいと考えているところでございます。 ○主査(加藤吉秀君) ほかにありませんか。  加島分科員。 ○分科員(加島広宣君) 御説明いただいたキャンプ場なんですけれども、キャンプ場で稼ぐとなっているんですけれども、幾らぐらい稼ぐというような目標がありますでしょうか。 ○主査(加藤吉秀君) 浅野観光課長。 ○観光課長(浅野昌樹君) 稼ぐ施設でございますけれども、幾ら稼ぐかというところでございますが、まず稼ぐ施設という考え方について説明させていただきたいと思うんですけれども、今後のキャンプ場を持つ観光関連施設におきましては、第1としては民間事業者のノウハウやアイデアを生かし、誘客促進を進めることで、指定管理者が利用料金制や自主事業による収益を上げることと考えております。  幾ら稼ぐかにつきまして、具体的な数字はまだ積算しているところでございません。今後、希望される事業者との間で検討を進めていきたいと思いますし、この稼ぐだけではございませんで、今回の目的といたしましては、キャンプ場の事業以外でも周辺地域や観光地とも連携して、キャンプ場やその他の施設における地域団体などと連携する催しや収穫体験など、地域住民との交流など、さらには農産物などのキャンプ食材の調達や地域資源の観光、お土産購入などの波及効果により、地域全体が潤う仕組み、こういったものを目指していきたいと考えております。 ○主査(加藤吉秀君) 加島分科員。 ○分科員(加島広宣君) わかりました。  官民の連携であったりですとか、先日三者協定が某金融機関さんとも行われたようで、その三者協定の中にですけれども、このキャンプ場というような文言も見えたんですが、この締結後にどのようにかかわっていただけるのかなと思ったんですが、その辺り、今わかるところはありますでしょうか。 ○主査(加藤吉秀君) 浅野観光課長。 ○観光課長(浅野昌樹君) 三者協定といたしまして、府中市と株式会社もみじ銀行、そして株式会社YMFGZONEプランニングとの間で、包括連携に関する協定を締結したところでございます。これは、これまで例えばもみじ銀行さんでいらっしゃいますと、各種さまざまな計画でありますとか、そしてサウンディングにおける今後のキャンプ場のつくり方、こういったものについてもこれまで支援やアドバイスをいただいてきたところなんですけれども、これを一過性のものにせず、今後も事業の推進、発展に向けて、引き続きのアドバイス支援をいただきたいというものの中で、観光といたしましては観光振興、まちづくりの推進に関するというところで、キャンプ場における指定管理選定にかかる事業についても含むものと考えております。 ○主査(加藤吉秀君) ほかにありませんか。               〔ほかに質疑する者なし〕 ○主査(加藤吉秀君) それでは、続いて、資料13、歴史的建造物の保存・活用事業について、質疑のある方は順次御発言をお願いいたします。  本谷分科員。 ○分科員(本谷宏行君) 「恋しき」の保存、活用についてでありますが、当初予算で2,272万円、これは長寿命化を図るための修繕費用というものになっておりますが、今後のこうしたランニングコストについて、やはり推計はしておられるとは思うんですけれども、どのようになっているのか、お聞かせいただきたいと思います。 ○主査(加藤吉秀君) 浅野観光課長。 ○観光課長(浅野昌樹君) 事業費2,272万円の内訳でございますけれども、「恋しき」の主屋、離れの建物及び附属施設につきましては、主に明治から昭和にかけて建築されていることから、経年劣化による屋根瓦や軒の破損による雨漏りや腐敗など、こういったものが至る箇所にございまして、修繕が必要な状況となっております。  今年度につきましては、離れの菊の間の屋根のふきかえ、それからぬれ縁の腐食した箇所の改修などを行っておりまして、令和4年度以降も引き続き主屋や離れなどの屋根の修繕を優先的に行うとともに、劣化が激しい箇所から計画的に実施していきたいと考えておるところでございます。  それから、ランニングコストにつきましては、今後想定されます分散型ホテル事業、指定管理による施設管理、そしてレストランテナントの誘致など、不特定要素があるものの現在府中市観光協会へ委託しております施設管理業務、これが600万円でございますが、これをベースに考えております。この施設管理業務以外の業務のうち、分散型ホテル事業につきましては、今後具体を詰めていくことになりますけれども、仮に事業者が提案する指定管理方法でいえば、施設の管理は市が請け負うことになりまして、施設の事業の管理運営の部門につきましては、事業者が負担することになります。そして、市が負担すべき指定管理料は0円となる、こういった事例を想定しているのでございまして、そのほかレストランテナント及び指定管理による施設管理について、施設の管理の形態や規模など、今後の利用形態により追加のランニングコストとして検討することになるものもございます。 ○主査(加藤吉秀君) 本谷分科員。 ○分科員(本谷宏行君) 御説明いただきましたが、今年度は離れ等の修繕ということでした。ということは、先ほども言われた説明にもありましたけれども、それ以降もやはり老朽化の激しいところから順次修繕ということもありましたんで、その辺の推計はあるんでしょうか。修繕等についてのものがあれば教えていただきたいと思います。 ○主査(加藤吉秀君) 浅野観光課長。 ○観光課長(浅野昌樹君) 現在、活用検討委員会の中でも、「恋しき」の保存についての議論はされているところでございます。  やはり、老朽化している建物ということで、計画的に進めるべきという意見もございます。具体的については、「恋しき」の検討委員会の方向性をもとに、今後、恋しき保存活用計画を策定する予定でございまして、その中で詳しい事業計画、そして事業費等の検討をしてまいるところでございます。 ○主査(加藤吉秀君) 本谷分科員。 ○分科員(本谷宏行君) 今御紹介いただきました恋しき活用検討委員会というものが、そこでいろんなものを検討されているということですが、先ほど言われたそういう計画策定後ですよね。含めて、今の検討委員会としては、どのようなかかわりを持たれて、またどのように推進していかれるのか、教えていただきたいと思います。 ○主査(加藤吉秀君) 浅野観光課長。 ○観光課長(浅野昌樹君) 恋しき活用検討委員会の役割といたしましては、今後の活用策、保存策について、市長からの諮問に基づきまして、議論をいただいておるところでございます。そういうところでございますので、具体的な年度計画、そして詳細はまた別途ということをお話ししましたけれども、いわゆる活用の方向性、保存の方向性、こういった大まかなところについて、答申するところと考えております。 ○主査(加藤吉秀君) 本谷分科員。 ○分科員(本谷宏行君) それでは、続いて翁座の保存、活用についてでありますけれども、当初予算として113万円が計上してあります。この委託先と内容についてお聞かせいただきたいのと、またやはり今後、地元の皆さんからも非常に町並みについては重伝建などの国の制度ですね、諸制度の活用も、こちらにもうたってありますが、地元の皆さんからの要望も非常に強いと聞いているところであります。  そういった意味で、この重伝建を活用できるような指定を受けることによって、具体的にどのようなことができるのか、わかりやすく教えていただけたらと思います。 ○主査(加藤吉秀君) 浅野観光課長。 ○観光課長(浅野昌樹君) 翁座の保存活用で、翁座の一般公開事業について説明させていただきます。  翁座は上下白壁の町並み観光の中心的施設であり、内部の見学を希望する観光客も多くいらっしゃいます。令和3年度から、土日祝日など来訪者に公開し、上下まちづくり協議会へ公開業務として、館内案内を委託しているところでございます。  令和4年度に引き続き、土日祝日など翁座を公開いたしまして、上下まちづくり協議会に翁座公開業務を委託し、観光客など来訪者への管内案内を継続したいと考えております。  それから、重伝建の制度の取り組みでございますが、観光課からは市として上下地域における重伝建などの活用検討に至った経緯と目的について説明させていただきます。  白壁の町並み地区の建造物群につきましては、江戸・明治・大正時代の繁栄ぶりがうかがえる重厚な建物が今なお多く残っております。また、金融業で繁栄し、豪商が誕生したことで、高い文化と進取の気性を持つ精神風土が醸成されまして、ハイカラで美しい町並みが形成されているところでございます。  この白壁の町並みには例年多くの観光客が来訪いたしまして、歴史的建造物に魅了され、町並みのレトロな雰囲気を楽しまれており、特に今の時期は天領上下ひなまつりに合わせて多くのツアー客でにぎわっているところでございます。  ただ、近年は空き家が多くなり、老朽化による損傷も散見される中、解体撤去により空き地も多く発生しておるような状況でございます。こういう状況の中、地域住民による歴史的な町並みを残すことを目的に、地域組織が発足され、景観保全など町並みを守り、地域の伝統を承継するための活動を精力的に実施されているところでございます。  市といたしましても、地域住民の取り組みだけでは課題の解決は難しいと考えておりまして、このまま何も手段を講じないと、歴史的な町並みが失われ、さらには歴史的価値の高い建造物や歴史や伝統を反映した人々の生活までもが失われてしまう恐れがあると考えまして、地域再生マネジャー事業での外部有識者からの助言を受けながら、昨年11月には、重要伝統的建造物群保存地区など、国の諸制度を活用した町並み保存にかかるシンポジウムを開催いたしまして、地域住民の意識の醸成を図ったところでございます。  重伝建に選定されることは、歴史的価値を持つ建物を守り、単に次の世代へ引き継ぐだけではなく、美しい町並みの景観とともに、これまで地域住民の皆さんがみずから資金を出し合って、建物を守ってきたというストーリー性や暮らしぶりも受け継がれていくということでもあります。このような美しい景観と人々の暮らしというストーリーが相まって、この町を訪れる人々から共感を得られることができると考えておりまして、そのことでより多くのファンや観光客の獲得につながるものと考えております。  このように、観光振興の観点におきましても、市として、将来的な保存地区の選定に向けまして、検討開始したいと考えたところでございます。  具体的な重伝建の概要等につきましては、文化財室、都市デザイン課から説明させていただきます。 ○主査(加藤吉秀君) 道田文化財室長。 ○文化財室長(道田賢志君) 教育政策課文化財室からは重伝建制度について説明をさせていただきます。  重伝建、正式名称は重要伝統的建造物群保存地区というものです。この制度とは、町並みを歴史的価値の保存とともに、活用するための制度でございます。伝統的な町並みや景観を文化財として保存すると同時に、現役の生活の舞台として整備し、次世代に伝えていこうという制度でございます。  まず、市町村が地区の文化財的価値や伝統的建造物の特徴を特定し、特定物件候補を抽出するための保存対策調査を実施した上で、伝統的建造物群保存地区を都市計画決定し、保存条例により、保存活用計画を定めたものについて国が市町村からの申し出を受けまして、我が国にとって価値が高いと判断したものを重要伝統的建造物保存地区に選定されています。  選定された地区が、いわゆる重伝建と呼ばれております。  重伝建に選定されますと、国から修理、それから修景事業や防災施設整備への補助、さらには税制優遇措置への支援などが得られるというメリットがある一方、対象となる物件によって異なりますけれども、条例や保存計画の中でルールとして、建築物とその外観等の変更において許可が必要となるなどの一定の規制が定められることになります。都市計画と連携しながら、歴史的な町並みの保存活用を図る自治体の取り組みや住民の意欲を後押しする制度とも言えます。  先ほどの説明と重複するのですけれども、重伝建選定に向けた作業としましては、地域住民の皆様と合意形成はもとより、何よりもまず対象となる地区の価値や特徴を抽出し、選定後の修理許可や修景基準の根拠を把握するための保存対策調査が必須と把握しております。 ○主査(加藤吉秀君) 日野都市デザイン課長。 ○都市デザイン課長(日野雄蔵君) 都市デザイン課からは、都市計画の指定というか、決定いたしますので、その観点から簡単に御説明をさせていただきます。  上下町の白壁地区につきましては、歴史的価値が高い建築物が残されているというふうに御承知しております。都市計画マスタープランの中でも、地域固有の資源である古い町並みを生かし、市内外の人々の交流の場となる地域と位置づけております。
     そういう意味では、この町並みを守るというためには、伝統的建築群保存地区というのは非常に有効な手段ということで、建物を守ることができる、都市計画を定めることで守ることができると考えております。  しかしながら、都市計画を定めることで、建物に規制がかかってまいりますので、住民との御意向を踏まえながら、研究していくものと考えております。 ○主査(加藤吉秀君) 本谷分科員。 ○分科員(本谷宏行君) 非常にわかりやすい、丁寧な説明いただいたんで、ありがたく思います。  先ほども言われましたように、やはりメリットもあれば、デメリットもあるということを説明も聞かせていただきました。やはり、そういったメリット面だけ強調されるということではなくて、やはりそういったデメリットも含めて、しっかりと合意形成を図りながら進めていただきたいと思います。これは要望であります。 ○主査(加藤吉秀君) ほかにありませんか。  加島分科員。 ○分科員(加島広宣君) 先ほどの話の続きでお伺いさせていただきますと、デメリットの部分では、一定に規制がかかると言われていたんで、そのやっぱり規制がかかるなら、そういった重伝建に私は入りたくないというような方に対しての強制力はないと思うんですが、どこまでいかれる予定なんでしょうか。 ○主査(加藤吉秀君) 村上副市長。 ○副市長(村上明雄君) これ、特に上下のまちづくり協議会さんとかにつきましては、土地所有者であり、建物所有者であり、所有者の皆さん、かなり賛同いただけているというようなお話も聞いてはおるんですけれども、やはり踏み出すに当たっては、先ほど来出ていますように、いい面もあれば、我慢せないけん、完全に昔の生活レベルまで何もいじれんということではないんですけれども、そういった少し我慢する部分とかがあると思いますんで、そこは改めて制度をしっかり御説明しながら、その納得の上で進んでいくんだろうなと思っております。  そういう意味では、今回の予算の打ち出しにつきましては、もうやると決めたということではないんですけれども、ただ、上下町の持っています町並みの価値を考えますと、県内で重伝建というと鞆の浦、竹原、あと御手洗、こういった観光面では必ずしもまだまだ府中市、ネームバリューがないところですが、もしこれが本当に重伝建までいけるということになると、まさに共に匹敵するような観光地としての価値が出ることは、重伝建とかで我慢するところも出れば、単に家の修景とかだけじゃなくて、観光を通じて、来客を通じて、経済循環が起きるという意味で、やはり攻めの政策の部分もあると思います。  そういった攻めの部分と住民の皆さんの納得というところをしっかりと議論するというか、いうようなことをこれからやっていくんだろうなと。あわせて、やはり学術的な価値もお示ししなきゃいけませんから、文化財室長がお答えしましたように、きちっと学術的な意味での建物なり、その成り立ちなり、そういったものの価値づけといいますか、いうのもしっかり調査して、残しておいて、最終的には文化庁の御判断というところまで持っていけるのかという、また瀬踏みというか、目利きをしていかなきゃいけない。こういうちょっと一連の長い作業にかかってきますが、まずは政策判断する上でも、これから検討というか、住民の皆さんともしっかり話し合いをしていくと、そういう一方ちょっと動いていくのかなというような段階だと思っております。 ○主査(加藤吉秀君) 加島分科員。 ○分科員(加島広宣君) 重伝建に関しては、ですから住まれている方、そしてまた今はそこに住んではいないですけれども、いずれ若い方が帰ってくるとかということもあって、そういった若い方が帰ってきたときには聞いていなかったとかというもめごとにならないように丁寧に説明もしていってほしいなというような思いでございます。  すいません、分散型ホテル事業についてお伺いするのですけれども、これはよく文言で出てくるんですけれども、府中市に来られる観光客が宿泊される需要、どのぐらいあるのかという認識で、今分散型ホテルをつくられるというのは、府中市に、要は宿泊施設が足りないというような、そういうイメージでよろしいんでしょうか。 ○主査(加藤吉秀君) 浅野観光課長。 ○観光課長(浅野昌樹君) まず、府中エリアの観光施設につきましては、ビジネス利用が主で、観光目的とした利用が少ない、こういった状況となっております。  分散型ホテル事業では、「恋しき」を観光宿泊施設の中心に据え、歴史町歩きの核として位置づけることで、ビジネス客も「恋しき」での宿泊が期待できるものと考えております。  関連する情報といたしまして、コロナ禍になる生活態度が激変する中で、日本交通公社が令和2年度に実施いたしました旅行意識調査によりますと、行ってみたい旅行タイプとして、歴史・文化観光が37.2%というふうに上位を占めております。  また、旅行日数も2日と、宿泊を伴うものでありまして、この数値をコロナ禍と比較しても大きな変化はなく、歴史・文化観光を推し進める上で、一定での需要が期待できると考えております。  先日、観光課でも視察に行ったところなんですけれども、分散型ホテルの事業の事例といたしまして、兵庫県の丹波篠山市、ここでも同様の事業が行われておりまして、ここでは集落におきまして、空き家や農地の放棄などによって、限界集落が進んでいる状況でございました。このままでは景観や地域が守れないという危機感から、村人総出のワークショップなど繰り返す中で、分散型ホテルに取り組まれたという経過がございました。当初は3件の宿泊棟から始められまして、マネジメントは運営事業者が行う中で、現場では地元の住民の方が従事されているような状況でした。これが今では9棟21室までに規模が広がっておりまして、順調な運営をされていると伺っております。  こういうことを考えまして、需要はある程度見込めるものと考えておりますし、そのためには周辺地域も含めた観光施設の整備や体験メニューの充実とともに、地域全体での本市の強みである歴史町歩きを磨き上げ、多くの観光客が滞在し、地域内の回遊につながるよう、官民が連携し、事業を推進していきたいと考えております。 ○主査(加藤吉秀君) 加島分科員。 ○分科員(加島広宣君) 分散型ホテルというので、あちらこちらにホテルをつくられるというような言葉を感じて思っておりましたが、要は「恋しき」にも泊まれるようにする予算が、これ含まれているというように考えていいんですか。それとも、また新たにほかの泊まれる場所、例えば空き家なんかを改修するのに使える予算というイメージなんですか。 ○主査(加藤吉秀君) 浅野観光課長。 ○観光課長(浅野昌樹君) 今回、予算に計上させてもらっています98万7,000円につきましては、市としてこの分散型ホテル事業は、府中市グランドデザインが目指す町の姿に掲げているところでもございますし、本市の観光振興の観点からも町中でのにぎわいづくりには「恋しき」の活用が不可欠と考えておりまして、官民の連携を図りながら、新たなビジネスモデルとして、「恋しき」を核とした分散型ホテル事業の実現に向けて、後押ししていきたいと考えておりまして、この事業費の内訳でございますが、これは古建築の専門家や実際に分散化型ホテルに取り込んでございます事業者を招きまして、古民家の活用、古民家のリノベーションによるまちづくりなどをテーマに、ワークショップを行う予定でございまして、地域住民や事業者、空き家所有者など幅広く声掛けして、参加していただきます。  こういった事業に対する旅費でありますとか、事業費でありますとか、そういったものでございまして、令和4年度につきましては、改築とかそういったハードの部分の経費はまだ含まれておりません。 ○主査(加藤吉秀君) 森川観光戦略推進担当部長。 ○観光戦略推進担当部長(森川祐司君) 少し補足をさせてください。  この「恋しき」で、今想定をされている、計画をしているとされている分散型ホテルにつきましては、これは市として実施するというものではなく、これ民間ベースで行われる取り組みでございます。  これは、第2回の「恋しき」の活用検討委員会におきましても、今府中市内の町並みに、特に出口地区周辺の町並みに非常に感銘を受けられて、こちらで分散型ホテル、古民家等を活用して実施をすればより、やっぱり府中のファンがふえていくのではないか、やっぱりそういうものづくり文化というものを掛け合わせて体験をしていただき、泊まっていただくことで、より府中の魅力を知っていただけるのではないかと感じられて、考えられて、計画をされたというグローカルメディアさんといわれるところがあるんですけれども、そちらからの提案に基づいて、これも最悪でも市がかかわれないと言われても、民間としてやっていきたい。けれども、やはり「恋しき」という歴史的な価値のあるようなところで、片隅でも泊まらせていただければ、非常にやはりより魅力が高まりますし、注目度も高まるというところで、御提案を受けて、今検討させていただいているというふうな経緯がございますので、御承知いただければと思います。 ○主査(加藤吉秀君) 加島分科員。 ○分科員(加島広宣君) そうしましたら、いわゆる宿泊ができる、分散型ですからふえていくとは思うんですけれども、府中市にどのぐらいの規模であったり、泊まれる人数であったりというものを、何か目指して、ふやしていこうとかというお考えはあるんですか。 ○主査(加藤吉秀君) 浅野観光課長。 ○観光課長(浅野昌樹君) 先ほど、紹介いたしましたグローカルメディア様の提案では、当初の段階といたしまして、石州街道出口通りから「恋しき」に至るエリア内に、宿泊棟としては3施設、客室としては10室程度を整備したいという構想でございます。  そのうち、「恋しき」では、客室1室を配置するよう考えていらっしゃいまして、その後も順次エリアを拡大し、施設を増設していくことも視野に入れられているところでございます。  ちょっと人数については把握しておりません。 ○主査(加藤吉秀君) ほかにありませんか。               〔ほかに質疑する者なし〕 ○主査(加藤吉秀君) 続いて資料14、観光振興ビジョンの実現について、質疑のある方は順次御発言をお願いいたします。  本谷分科員。 ○分科員(本谷宏行君) こちらの観光振興ビジョンの実現の中で、三つある事業の中の一つで、モニタリング評価ですね。こちらの事業、予算額が365万9,000円となっております。こちらの観光指標について、モニタリングと評価はどこが、どのように行っているのか、調査項目はどのようなものがあるのか、教えていただきたいと思います。 ○主査(加藤吉秀君) 浅野観光課長。 ○観光課長(浅野昌樹君) 令和4年度に実施を予定しておりますモニタリング評価につきましては、ビジョンの計画期間の中間年に当たる令和4年度にビジョンで掲げました指標値の見直しを図る参考といたしまして、本市観光に関する観光潜在性にかかる調査を実施したいと考えております。  また、ビジョン策定時においては、新型コロナによる影響を踏まえた目標数値が設定できなかったこともありまして、中間年において、改めて目標数値を精査の上、設定したいと考えております。  モニタリングにつきましては、業者への委託を考えておりまして、コロナ禍もあり、対面での調査は困難なため、インターネットを活用した調査の実施を予定しております。  委託先については、新年度になりまして、適正な選考で決定したいと考えております。  それで、調査内容につきましては、府中市に来訪したことがあります県内、県外の在住者を対象に、府中市での旅行の滞在の宿泊の有無、本市観光のイメージ、認知度、訪問経験、来訪目的、満足度、再来訪の意向、他者への推奨意向などを想定しております。加えて、市民に対しましても、府中市についての認知度でありますとか、満足度、こういったシビックプライド等についても想定しているところでございます。  実施時期については、行楽シーズンの秋ごろを予定したいと思っております。  調査結果につきましては、府中市観光振興ビジョンのフォローアップ会議において評価いたしまして、計画期間後半の目標数値として設定したいと考えているところでございます。 ○主査(加藤吉秀君) 本谷分科員。 ○分科員(本谷宏行君) ビジョンの実現に向けて、非常にこういったモニタリングと評価は重要かなと思うんですけれども、今おっしゃったのは、毎年そういったものを行われるのでしょうか。 ○主査(加藤吉秀君) 浅野観光課長。 ○観光課長(浅野昌樹君) 観光指標の数値目標については、府中市観光振興ビジョンにおいて設定しておりますけれども、外部に委託することなく、毎年度数値が把握できる項目と、調査を実施した上で数値が把握できる項目がございます。  外部に委託することなく毎年度数値が把握できる項目といたしましては、総観光客数、観光消費額、ホームページのアクセス数やSNSでのいいねの数などがございます。  それで、今回のように調査を実施した上で数値が把握できる項目といたしましては、地域住民の愛着度やビジョン策定時の調査を行った府中市の認知度や来訪意向等の項目がございます。 ○主査(加藤吉秀君) ほかにありませんか。  加島分科員。 ○分科員(加島広宣君) この事業内容に、府中エリアでレンタサイクルを活用した商品の開発とあるんですけれども、この現在レンタサイクルとはどのような使われ方をしていますでしょうか。 ○主査(加藤吉秀君) 浅野観光課長。 ○観光課長(浅野昌樹君) レンタサイクル、自転車を観光地と観光地をつなぐ線としての移動手段としてはございませんで、観光地をはじめとするエリア全体を面としてめぐることができることから、大変人気があるツールとなっております。  府中市でのレンタサイクルの配置状況でございますけれども、市内6カ所に配置いたしまして、そのうち3カ所は今年度から電動アシストつきレンタサイクルを導入しているところでございます。  利用実績といたしましては、コロナ禍の影響もありまして、2月末時点で、133人の利用がございました。うち、電動アシストつきレンタサイクルについては、39人。こういった状況でございます。 ○主査(加藤吉秀君) 加島分科員。 ○分科員(加島広宣君) 観光全般にわたるんですけれども、一般質問で大本議員も言われていたと思うんですが、この観光にかかわられる人、かかわっていく人、今後やはり人材育成は必要ではないかなと思うんですけれども、いわゆる府中市のプロモーションをしてもらえるような観光の人材育成についてはどのようなお考えがありますでしょうか。 ○主査(加藤吉秀君) 浅野観光課長。 ○観光課長(浅野昌樹君) 人材育成につきましては、令和2年の観光振興ビジョンの策定以来、観光協会と連携いたしまして、地域の観光に従事する方々とワークショップを行ったり、それからセミナーを行ったり、意見交換をしながら、そして現地を実際に歩いてみて、意見交換しながら進めているところでございます。  今後も、この人材育成については、観光事業を推進する上で非常に重要な部門でございますので、観光課としても観光協会と連携して進めていきたいと考えております。 ○主査(加藤吉秀君) ほかにありませんか。               〔ほかに質疑する者なし〕 ○主査(加藤吉秀君) 続いて、資料21、住生活基本計画の策定(府中市の暮らし方)について、質疑のある方は順次御発言をお願いします。  本谷分科員。 ○分科員(本谷宏行君) こちらの住生活基本計画の策定の中で、事業内容として市営住宅長寿命化計画の改定があります。  こちらに関しては、予算額が346万1,000円ということですが、現在市営住宅のストックの現状と課題をどのように分析しているのか、お聞かせいただきたいと思います。 ○主査(加藤吉秀君) 日野都市デザイン課長。 ○都市デザイン課長(日野雄蔵君) 現在のストック状況と課題という質問でございます。  令和3年度末現在、市内の市営住宅につきましては、府中地区が20団地の184戸、上下地区は10団地の128戸ございます。  現状は募集停止となっております小規模な団地が多く分散しておりまして、入居募集している団地は府中地区が3団地で75戸、上下地区が5団地で112戸となっております。  市営住宅の課題につきましては、府中地区の募集可能な住宅が少ないということと、上下地区の3割が空き住戸となっておりますんで、立地地域による量的な課題に合わせて、高齢者や子育て世代のニーズに合わせた質的課題があると考えております。 ○主査(加藤吉秀君) 本谷分科員。 ○分科員(本谷宏行君) そうした課題を把握されている中で、今後どのような、今回のこういう計画等にも反映されていかれるのかを教えていただきたいと思います。 ○主査(加藤吉秀君) 日野都市デザイン課長。 ○都市デザイン課長(日野雄蔵君) 今回の計画の中では、そもそも市営住宅、住宅に困窮している人に対応する施設でございますが、どのぐらいの困窮者がいるかという予測であるとか、そういうものの中でどうしていくか、それとただ単にこれからは全部市がやっていくのかどうかもございます。民間の借り上げ住宅みたいな考えもあるんじゃないかとか、どうしても公営住宅も新たに建てると、家賃がどうしても高くなってしまいますので、その辺りで本当にどうなのかも踏まえて、適正なあり方を考えていきたいと思っております。 ○主査(加藤吉秀君) 本谷分科員。 ○分科員(本谷宏行君) 先ほど言われたように、そういう困窮者等の要するにニーズとかというのは、やはり他課との連携とかが必要であると思いますけれども、そういったところまで把握はされているのかどうかもあわせてお願いします。 ○主査(加藤吉秀君) 日野都市デザイン課長。 ○都市デザイン課長(日野雄蔵君) 今回の住宅長寿命の計画とあわせて住生活基本計画もやっていきます。これらにつきましては、住むという観点で全庁的な話でございますので、特に福祉分野とも連携しながらやっていくようにしております。 ○主査(加藤吉秀君) 本谷分科員。 ○分科員(本谷宏行君) 次に、空家等対策計画の推進ということで、予算額が530万円ということですが、最近いろいろ特措法の関係で、行政代執行も府中市も進めていただいとるようで、徐々にそういったことも課題の解決にもつながっているのかなとは思いますが、法律とかというものの中で、なかなか進めにくいということも聞かせてはいただいていますので、現在の対象のいわゆる特定空家の件数と法による進捗状況はどのようになっているのかを教えていただきたいと思います。 ○主査(加藤吉秀君) 日野都市デザイン課長。 ○都市デザイン課長(日野雄蔵君) 対象の特定空家の件数と法による進捗状況について説明をさせていただきます。  特定空家と特定空住戸という認定件数があるんですが、この12月に開催された令和3年度第1回府中市空家対策協議会で、新規に6件の認定について御確認をいただきました。これによりまして、特定空家の件数が10件、特定空住戸が3件、計13件となっております。法による進捗状況につきましては、先ほどの協議会で助言指導から勧告へ進むものが3件、勧告から命令に進むのが2件認められております。これによりまして、助言指導段階が6件、勧告が5件、命令が2件ということになっております。  現在、命令を行う法的整備の準備を行っておりまして、今後命令に対して、所有者等の対応がなされない場合は、行政代執行へ進んでいくこととなります。  また、これとは別に、特定空家や特定空住戸等の所有者によりまして、今年度4件の除却が実施されております。この4件はいずれも市の補助事業でございます、老朽空家解体補助金を使われておりまして、このように所有者等による対応が進むように、引き続き対策の実施を促してまいりたいと考えております。  今後の特定空家等の取り組みを進めることによりまして、安全・安心まちづくりを目指してまいりたいと思っております。 ○主査(加藤吉秀君) ほかにありませんか。               〔ほかに質疑する者なし〕 ○主査(加藤吉秀君) それでは、当初予算説明資料の重点施策を実現する主要事業説明シートについての質疑はこれにて終了いたします。  10分間休憩します。            ~~~~~~~~~~~~~~~~~~
                   午後2時22分 休憩                午後2時32分 再開            ~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ○主査(加藤吉秀君) 再開いたします。  休憩前に引き続き、質疑を行います。  次に款または項の番号順に質疑を行います。  まず、歳出の4款衛生費とこれに関する歳入について質疑のある方は順次御発言をお願いいたします。  加島分科員。 ○分科員(加島広宣君) 4款衛生費の169ページになりますけれども、環境監視報償費というのが135万9,000円になっておりますが、この活動はどのような活動をされていて、その成果がどのようになっているのか、教えていただけますでしょうか。 ○主査(加藤吉秀君) 能島環境整備課長。 ○環境整備課長(能島克則君) 当予算は、府中市グリーンパトロール隊員36名が、年間を通じて、各地域のごみが捨てられやすい沿道や茂み等をパトロール活動することへの報償費となります。隊員の皆さんには、貸与した専用の帽子、ジャンパー、ベスト等を着用いただき、担当となる地域の比較的ごみが捨てられやすい沿道を中心に、基本2名1組で一月に2回以上巡回いただいておるところです。  グリーンパトロール隊員による定期的な巡回やポイ捨てごみの回収など、地道な活動を通行中のドライバーが目にすることで、道路を汚さない、ごみを捨てないという気持ちになり、ポイ捨ての抑制につながることを目指しております。  また、不法投棄された廃棄物を早期に発見することでごみがごみを呼ぶという負の連鎖を引き起こさない、こういう効果があると考えております。 ○主査(加藤吉秀君) ほかにありませんか。               〔ほかに質疑する者なし〕 ○主査(加藤吉秀君) なければ、4款衛生費の質疑はこれにて終了いたします。  続いて、5款労働費とこれに関連する歳入について質疑のある方は順次御発言をお願いいたします。                〔質疑する者なし〕 ○主査(加藤吉秀君) なければ、5款労働費の質疑はこれにて終了いたします。  続いて、6款農林水産業費とこれに関連する歳入について質疑のある方は順次御発言をお願いいたします。  加島分科員。 ○分科員(加島広宣君) 農林水産業費なんですけれども、こちらに農業委員の会長報酬と会長職務代理報酬と、これ2段あるんですけれども、これはどういった違いになっているんでしょうか。 ○主査(加藤吉秀君) 池田農業委員会事務局長。 ○農業委員会事務局長(池田弘昭君) 会長職務代理といいますのは、会長が欠けたとき、または事故があるときは、委員のうちからその職務を代理するために、農業委員会規定に定め、会長職務代理というものを設けているものでございます。 ○主査(加藤吉秀君) 加島分科員。 ○分科員(加島広宣君) これは、ですから会長にもし不都合いうか、代理の方をいうのはあらかじめ考えて、準備しておかなければいけないということなんです。 ○主査(加藤吉秀君) 池田農業委員会事務局長。 ○農業委員会事務局長(池田弘昭君) 分科員のおっしゃるとおり、会長に何かがあったときに困りますので、通常協議会かと何かでしたら副会長とかを設けると思いますけれども、それと同じ役目になります。 ○主査(加藤吉秀君) 加島分科員。 ○分科員(加島広宣君) この農業委員会の職務内容、大体理解はしているんですが、最近特に農業従事者の方から言われるのが、鳥獣被害が多いんで、こういう余計ではあるのかなと思うんですが、鳥獣被害を対応されるような増員というか、そういったのを御検討できないものかお伺いさせていただきます。 ○主査(加藤吉秀君) 田原農林課長。 ○農林課長(田原慎吾君) 持続可能な府中市農業、農村の確立の実現におきましては、農作物被害を軽減させるため、鳥獣対策は重要であると認識はしております。  現在の担当職員につきましては、他の業務と兼任で、鳥獣対策を担っております。鳥獣対策専任職員の配置は、望ましい形ではありますが、緊急対応など業務の内容に応じて農林課全体でカバーしながら、取り組んでいるところでございます。  鳥獣対策は行政だけではなく、地域ぐるみの取り組みが重要となりますので、地域のリーダー育成も含め、体制強化について検討してまいります。 ○主査(加藤吉秀君) 加島分科員。 ○分科員(加島広宣君) その地域の方もなかなか高齢であるということをお伝えしておきます。なかなか本業の農業をされている方が、そこまでできないというような声が出ておりますので、ちょっと気にしていただければと思うんですけれども、少しホームページを見ておりまして、農業委員会が開催された議事録、これは令和3年度の活動が全く見えないんですけれども、活動されたんでしょうか。 ○主査(加藤吉秀君) 池田農業委員会事務局長。 ○農業委員会事務局長(池田弘昭君) 申しわけございません。まだ、ちょっとよう入れていないというところが現実でございます。総会は毎月行っておりますので、早急に整理して入れたいと思います。 ○主査(加藤吉秀君) 加島分科員。 ○分科員(加島広宣君) 210ページになりますけれども、1項7目の土地改良費、水路改良工事費に4,000万円となっていますが、こちらの場所と内容を教えていただきたいんですが。 ○主査(加藤吉秀君) 田原農林課長。 ○農林課長(田原慎吾君) 水路改良工事4,000万円につきましては、府中市高木町の砂川にかんがい用水の取水のために設置をしてあります宝台院頭首工の転倒堰や附帯施設、油圧のポンプ小屋でございますが、それらの更新を行うものでございます。  施設は設置後、40年から50年程度経過をしておりまして、油圧計などでありますとか、設備自体が老朽化によりまして、適正な動作ができない状況にありまして、かんがい用水の取水や河川増水時の洪水調整に支障をきたしていると、早急な施設の更新等が必要な状況で、土地改良施設維持管理適正化事業を活用しまして、施設機能の保持と耐用年数の確保を図るものでございます。 ○主査(加藤吉秀君) 加島分科員。 ○分科員(加島広宣君) 農業振興対策費になりますけれども、この鳥獣被害対策のための箱わなをふやされるのかなと思うんですが、今後、箱わなをどのぐらいふやしていくかという計画みたいなものが、もしわかれば教えていただきたいんですけれども。 ○主査(加藤吉秀君) 田原農林課長。 ○農林課長(田原慎吾君) 今後の箱わなの整備の予定でございますが、毎年町内会より新たな貸し出しの要望が出ておりますが、箱わなの数が足りていない状況でございます。また、購入設置後、10年以上経過した鋼製箱わなのうち、設置環境等によりまして、破損し修理不能なものも発生してきている状況でございます。  このような状況から、令和4年度は予算の範囲内で、パイプ連結式の箱わな5基と近年増加をしております猿による被害対策といたしまして、設置等について協議調査の整った上下地区へ大型囲いわな1基購入予定をしておるところでございます。 ○主査(加藤吉秀君) 加島分科員。 ○分科員(加島広宣君) 今、足りていない現状はお伺いして、本年度5基というように言われたんですけれども、今後の計画的に毎年5基ずつふえていくというような理解でよろしいんですか。 ○主査(加藤吉秀君) 田原農林課長。 ○農林課長(田原慎吾君) 毎年5基ずつと思っていないところでございまして、今まで要望によって、予算の範囲内で箱わなを整備してきておりましたが、稼働率といいますか、貸し出しをしている箱わなに対して、何か月たっても捕獲の実績がないというような箱わなも実際にはあるように聞いております。そのような箱わなについては、一旦返却をしていただいて、要望のある箇所へ貸し出すというような取り組みも開始をしていこうと考えておりまして、有効に今所有している箱わなを活用しながら、それでも不足していく部分については増設、また先ほども申しましたが、また耐用年数が過ぎた廃棄するしかないような箱わなについても、まいっている状況でございますので、それの部分については補充していくような考えでおります。 ○主査(加藤吉秀君) 加島分科員。 ○分科員(加島広宣君) 今の御説明ですと、よく取れる箱わなと全く取れない箱わながあるというようなイメージになるんですが、よく取れる箱わなは、なぜよく取れるのかとかという分析みたいなものはされたりはしていらっしゃるんですか。 ○主査(加藤吉秀君) 田原農林課長。 ○農林課長(田原慎吾君) やはり、箱わなを置けば捕獲ができるというようなものではありません。箱わなを設置した後、ちゃんと餌づけという作業が、そういう期間が必要であったり、またにおいにも敏感でございますので、入れかわり立ちかわり違う人が行くということをすると、なかなか対象の獣が入ってこないということもございます。そのような正しい知識を町内会等を中心に普及していく必要があろうかと考えておりますので、先ほども答弁しましたが、地域ぐるみでの対策が必要だというものの中には、やはり正しい知識を知ってもらうための取り組みが必要だと考えておりますので、そういう取り組みを今後実施、強化していきたいと考えております。 ○主査(加藤吉秀君) ほかにありませんか。               〔ほかに質疑する者なし〕 ○主査(加藤吉秀君) なければ、6款農林水産業費の質疑はこれにて終了いたします。  続いて、7款商工費とこれに関連する歳入について質疑のある方は順次御発言をお願いいたします。  加島分科員。 ○分科員(加島広宣君) 7款の商工費になります。1項2目で商工業振興費の経費なんですけれども、地域産品等の販路拡大支援事業負担金、これ800万円。これは、確か減額、前年度からいえばしているのかなと思いますけれども、この積算根拠を、お願いしたいんですけれども、収支見込みからというような内容に書いてはあったんですが、お願いします。 ○主査(加藤吉秀君) 宮商工労働課長。 ○商工労働課長(宮康展君) 負担金の性質といいますか、目的でございますけれども、東京にありますNEKIが行います、首都圏における府中市のプロモーションの戦略でありますとか、アンテナショップ、それから飲食事業の運営等に要する全体経費に対する負担金でございます。運営主体である府中商工会議所に支出をさせていただいているものでございます。  800万円、1,200万円から言いますと、400万円減額という形になっておりますけれども、800万円に限らずですが、この金額につきましては、NEKIで行っておりますさまざまないわゆる事業、飲食も含め、アンテナ、それからさまざまなプロモーションといったものを、それに対して府中市として、しっかりそういったところを取り組んでもらいたいことへの応分の負担金という考え方でございます。  そういった考え方で支出をさせていただいているものでございますけれども、このたび、運営主体のやはり全体経費の中の見直しをしていただくということもございました。そして、今後コロナの感染拡大の状況が徐々に落ち着きを見せるんではないかという見込みのもと、若干の売り上げ回復等を見込んでいるものでございます。  といった形で800万円という形で予算を要求させていただいております。 ○主査(加藤吉秀君) 加島分科員。 ○分科員(加島広宣君) ですから、収支見込みから減額をされたということなので、その収支の見込みを伺いたいんですけれども。 ○主査(加藤吉秀君) 宮商工労働課長。 ○商工労働課長(宮康展君) まことに申しわけございません。今ちょっと収支の資料を持ち合わせておりませんので、ちょっと答弁を控えさせていただきます。申しわけございません。 ○主査(加藤吉秀君) 加島分科員。 ○分科員(加島広宣君) こちらも、以前から申し上げているんですけれども、そうした収支がわかるようにまずは委員会に提出をお願いしたいです。  あと、説明の中でこの事業とかプロモーションの応分というような御説明あったんですけれども、そうした事業を行っているその事業がどのように行われているかというのが、これも全く見えないというか、見られないところにあって、実際のところの営業がされているのかどうかすらも全くわからないというような思いでありますので、その辺りもわかるような資料をやっぱり提出していただきたいという、これお願いになります。  次の1項2目の商工業振興費、これ「道の駅 びんご府中」の指定管理料にはなるんですけれども、こちらの1,450万円となっているんですけれども、この光熱水費というのは、こちらは「道の駅 びんご府中」が全額負担するというような考えでいいんでしょうか。 ○主査(加藤吉秀君) 宮商工労働課長。 ○商工労働課長(宮康展君) 光熱水費についてでございますけれども、基本的には産直市でありますとか、それからレストラン、アンテナショップ、それから交流施設という施設がございますけれども、そちらをどなたかが利用されている場合でありましたら、その使っている方に光熱水費は負担をしていただくことになります。  ただ、全体にかかわってそれ以外の分については、指定管理者の負担という形にしております。 ○主査(加藤吉秀君) 加島分科員。 ○分科員(加島広宣君) ですから、今は大きく分けるとトイレの施設、レストラン、産直市と4つ、それぞれ全部電気、ガス、水道含めて、別々の方が支払われているというようなイメージでよろしいんですか。 ○主査(加藤吉秀君) 宮商工労働課長。 ○商工労働課長(宮康展君) 現時点で申し上げますと、基本的には光熱水費の一般的な負担の考え方を今申し上げたものでございます。実際には、産直市については、指定管理者と同じ天満屋ストアさんが管理をされているような、こういった場合もございますので、そういった中で光熱費の内訳といいますか、そういうところはそれぞれ試算する中で、指定管理者の方がまとめて支払われているというような状況もあると思います。  一般的には、指定管理者等、いわゆる施設の利用者というのがイコールといった場合じゃないという場合もございますので、そういったときの考え方として、一応それぞれ施設別に光熱費は支払っていただくよということを申し上げたものでございます。 ○主査(加藤吉秀君) 加島分科員。 ○分科員(加島広宣君) 別々というふうに最初言われたので、別々に、例えばトイレだったら水流されたらたくさん水道料金がかかったりするのかなというイメージもあったんですが、レストランはレストランで光熱費もかかるだろうという想像もしていたんですけれども、そこら辺りのいわゆる検針をされる場合に、ちゃんといわゆる応分の分け方になっているのかなと思うんですけれども、そこらは大丈夫なんですか。 ○主査(加藤吉秀君) 宮商工労働課長。 ○商工労働課長(宮康展君) 例えば、レストランですね。アンテナショップという一体的に見えるようでございますけれども、一応施設としては違う施設でございます。そういった場合には、電気代の使用量はわかるように、一応メーターは別につけさせていただいただいておりまして、そういう形で一応トイレはやはり全体の管理の中にあるものでございますので、そこは指定管理者の負担になると思いますけれども、そういったところにメーターをつけたりする中で、一応それぞれ電気代がわかるようにといった取り組みはしております。 ○主査(加藤吉秀君) ほかにありませんか。               〔ほかに質疑する者なし〕 ○主査(加藤吉秀君) なければ、7款商工費の質疑はこれにて終了いたします。  続いて、8款土木費とこれに関連する歳入について質疑のある方は、順次御発言を願います。  加島分科員。 ○分科員(加島広宣君) 土木費の1項1目になりますが、樋門管理報償費という180万円ですけれども、これは樋門管理をされている方の人数、何箇所あるのか、これは月額になっているのか定額なのか、この操作された回数で支払われるのか、ちょっと教えていただきたいんですけれども。 ○主査(加藤吉秀君) 大元土木課長。 ○土木課長(大元唯至君) それでは、樋門につきまして答弁させてもらいます。  芦田川の樋門についてですが、府中市内15カ所に樋門があります。そのうち、12カ所に対する樋門管理報償費であります。  樋門操作員は24名に委託をしております。また、報償費につきましては、樋門の通常点検を1樋門年間9回にして、月額として定額での支払いをしております。  そのほか増水して、樋門操作が必要になる時間を1樋門、24時間と想定し、樋門の通常点検と合わせて予算を計上しております。  樋門操作の時間につきましては、その年の気象状況によって変動いたします。 ○主査(加藤吉秀君) 加島分科員。
    ○分科員(加島広宣君) それでは、2項の道路新設改良費になりますけれども、道路メンテナンス事業の1億7,600万円について、この工事の工法ですとか、場所等の御説明をいただきたいんですけれども。 ○主査(加藤吉秀君) 大元土木課長。 ○土木課長(大元唯至君) それでは、橋梁工事費1億7,600万円について答弁させてもらいます。  橋梁の長寿命化対策は、橋梁の損傷の小さいうちから計画的に行う予防的な補修、予防保全で管理することで、橋梁の長寿命化及び橋梁の補修費用の縮減を目的としております。  市道の橋梁につきましては、5年に1回の点検を行っており、これらの点検に基づき、府中市橋梁長寿命化修繕計画を策定しております。補修工事につきましては、この修繕計画に基づいて、351橋の修繕を計画的に進めております。  令和4年度の工事箇所につきましては、12橋予定しております。  補修工法につきましては、現在のある構造物の損傷を補修するものであり、ひび割れ注入工、断面補修工、表面保護工、塗装塗りかえ工など、各橋の損傷状態に対応した工法を適用しております。  補修完了後も、定期的に橋梁の点検を行うことと、それぞれの橋の痛みぐあいにあった対策を続けることとなります。橋の構造、交通量、周辺環境等に左右されますので、何年延命するという答えについては、大変難しいと考えております。 ○主査(加藤吉秀君) 加島分科員。 ○分科員(加島広宣君) 4項1目の河川維持費なんですけれども、小規模河川維持補修工事とあるんですが、この河川と小規模河川の違いというのは、これ何にどうなのか教えていただけますか。 ○主査(加藤吉秀君) 大元土木課長。 ○土木課長(大元唯至君) 河川と小規模河川の違いとは何かということなんですが、河川と小規模河川については、同じものになります。  河川には、国県が管理する1級、2級河川があります。市が管理する普通河川の河川維持改修を予算を分けて計上しております。 ○主査(加藤吉秀君) 加島分科員。 ○分科員(加島広宣君) では、5項3目都市下水路費の下水道事業会計の負担金6億4,194万9,000円になっておりますけれども、こちらの負担金の積算の根拠を教えていただきたいんですけれども。 ○主査(加藤吉秀君) 田原上水下水道課長。 ○上水下水道課長(田原厚君) 下水道事業会計の負担金、一般会計操出金の積算根拠について答弁させていただきます。  操出金の積算根拠につきましては、総務省が毎年定めている操出基準をベースとして、算出をしております。その大半はこれまでの建設改良に要した経費の一部について、一般会計が負担すべきとされているものでございます。  基準とされている主なものといたしましては、雨水処理にかかるものとして1億3,975万3,000円、高資本対策にかかるものとして343万2,000円、普及特別対策にかかるものとして2,995万4,000円などがございます。また、そのほか基準にはございませんが、資金繰りのために必要となる繰り入れとして3億9,775万3,000円を計上しております。  下水道事業への公営企業会計の適用などによりまして、その算定方法の変更などから、基準外の繰り入れが増加している状況にはございますが、令和3年度と比較いたしますと、操出金総額では約1,148万1,000円減少しております。 ○主査(加藤吉秀君) 加島分科員。 ○分科員(加島広宣君) 今、積算根拠を伺わせていただいたんですけれども、今後も毎年同程度の負担金が必要となるのであれば、今回全額一般財源という形なんですけれども、この補助金ですとか、有利な起債等の財源がないのかちょっとお伺いさせていただきます。 ○主査(加藤吉秀君) 田原上水下水道課長。 ○上水下水道課長(田原厚君) まず、今後の負担金の見込みについて答弁いたします。  府中市の下水道事業は、いまだ建設中でございまして、残事業も多く残ってございます。現在、汚水処理施設整備構想に基づいた面整備を加速化して取り組んでいるところでございまして、建設事業には多くの費用がかかるところでございます。  一方で、下水道事業につきましては、供用開始による使用量収入がすぐに、即時的には収益が見込めないという性格、いわゆる先行投資の大きな事業でございますので、一時的には一般会計からの負担金が増加していくことを見込んでおります。  続きまして、操出金の財源についてという御質問です。  下水道事業への操出金につきましては、総務省が毎年定めております操出基準に基づいて、支出している額が大部分でありまして、繰り返しになりますが、雨水処理にかかるものですとか、過去の建設改良にかかるものなど、その一部を一般会計が負担することが望ましいとされているものを操り出しをしております。  補助金、交付金、起債などは、下水道事業会計の建設事業の中では活用をしておりますが、一般会計からの操出金には補助金や有利な起債などの財源を活用することはできません。ただし、一般財源という表記になっておりますが、この中には地方交付税等により措置された財源も含まれております。 ○主査(加藤吉秀君) ほかにありませんか。  芝内副主査。 ○副主査(芝内則明君) 8款1項2目の交通安全対策費、前年度予算はなし、0であったわけですが、今年度予算に計上されている理由をお伺いしたいと思います。 ○主査(加藤吉秀君) 河毛建設部長。 ○建設部長(河毛茂利君) 8款2目の交通安全対策費ということですが、これはいわゆる交通安全対策という交付金事業でございまして、今までは総務課で交通安全ということで、カーブミラーとか区画線とか、そういった安全対策で予算組んでおりました。  しかし、交通安全対策、要望たくさんございますけれども、こちら現地に確認に行ったりとかは、道路管理者である土木課で行っておりましたので、危険個所の確認とか要望の確認の効率といいますか、その設置できるとかできない判断とかということも含めまして、土木課で予算を組んだほうが事業的にスムーズにいくという考えのもと、今回からこちらのほうで予算を組ませていただいております。 ○主査(加藤吉秀君) 芝内副主査。 ○副主査(芝内則明君) ですから、担当課というか予算を組み替えたと、予算を組んでいるところが変わったと理解すればいいんですね。  それから、8款2項7目の市道沿道立木伐採報償費のことについて、お伺いしたいんですが、例えば自治会とかいろんなところがされた場合も、この報償費の対象になるのかどうかをお伺いしたいと思います。 ○主査(加藤吉秀君) 大元土木課長。 ○土木課長(大元唯至君) この前の議会でも答弁させてもらったんですが、一応町内会とそれに属する団体ということで決めさせてもらっています。 ○主査(加藤吉秀君) 芝内副主査。 ○副主査(芝内則明君) ですから、町内会等がそういうことをされた場合は、この対象になると理解すればいいということですね。  よって、8款4項3目で、今年度、河川改修費が400万円減額されておりますが、この減額理由は、どういうことなのか御説明をお願いしたいと思います。 ○主査(加藤吉秀君) 大元土木課長。 ○土木課長(大元唯至君) 河川改修費の減額の400万円につきましては、災害等の工事を優先して進めておりますんで、災害復旧費で河川なりの工事も復旧しているということで、減額しております。 ○主査(加藤吉秀君) 芝内副主査。 ○副主査(芝内則明君) それでは、8款5項になりますが、桜が丘団地販売促進に要する経費ということで、この間ずっと販売促進を進められております。今年度の販売実績をお伺いしたいと思います。 ○主査(加藤吉秀君) 松山監理課長。 ○監理課長(松山浩一君) 令和3年度の桜が丘団地におきます販売実績でございますが、2月末時点におきまして、14区画の今販売実績でございます。 ○主査(加藤吉秀君) ほかにありませんか。  本谷分科員。 ○分科員(本谷宏行君) 8款5項の狭隘道路整備等推進事業に要する経費についてちょっとお聞きしたんですけれども、これ2,050万円という予算なんですけれども、現状、その事業等滞っているという言い方ちょっと悪いと思うんですけれども、なかなか年度内で改修というか、要望どおりの工事ができていないように感じるんですけれども、これの実績と今年度踏まえて、こういう予算で、何件ぐらいの対応ができるのか教えていただきたいと思います。 ○主査(加藤吉秀君) 本谷分科員、通告していますか。 ○分科員(本谷宏行君) すいません、通告はしていなかったんですけれども。 ○主査(加藤吉秀君) 大元土木課長。 ○土木課長(大元唯至君) 滞りというのはないんですが、繰り越し案件はあります。  主査(加藤吉秀君) ほかにありませんか。               〔ほかに質疑する者なし〕 ○主査(加藤吉秀君) なければ、8款土木費の質疑はこれにて終了いたします。  続いて、11款災害復旧費とこれに関連する歳入について質疑のある方は、順次御発言を願います。                〔質疑する者なし〕 ○主査(加藤吉秀君) なければ、11款災害復旧費の質疑はこれにて終了いたします。  続いて、債務負担行為のうち所管に係る部分について質疑のある方は、順次御発言を願います。                〔質疑する者なし〕 ○主査(加藤吉秀君) なければ、債務負担行為のうち所管に係る部分の質疑はこれにて終了いたします。  ほかにありませんか。               〔ほかに質疑する者なし〕 ○主査(加藤吉秀君) なければ、本案に対する質疑はこれにて終了いたします。            ~~~~~~~~~~~~~~~~~~  続いて、議員間討議についてお諮りしたいと思います。  本議案について、議員間討議を要求される方は挙手を願います。                〔挙手する者なし〕 ○主査(加藤吉秀君) それでは、本議案については、議員間討議を実施いたしません。            ~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ○主査(加藤吉秀君) 続いて、議案第8号「令和4年度府中市水道事業会計予算について」の件を議題といたします。  補足があれば、提案者からの説明を求めます。  河毛建設部長。 ○建設部長(河毛茂利君) 補足説明はございません。 ○主査(加藤吉秀君) これより、本案に対する質疑を行います。  質疑のある方は順次御発言をお願いいたします。                〔質疑する者なし〕 ○主査(加藤吉秀君) なければ、本案に対する質疑はこれにて終了いたします。            ~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ○主査(加藤吉秀君) 続いて、議案第9号「令和4年度府中市下水道事業会計予算について」の件を議題といたします。  補足があれば、提案者からの説明を求めます。  河毛建設部長。 ○建設部長(河毛茂利君)主要事業説明シート、資料17を配信いたします。  なお、補足説明はございません。 ○主査(加藤吉秀君) これより、本案に対する質疑を行います。  重点施策を実現する主要事業説明シートの資料17、内水浸水対策事業について質疑のある方は順次御発言をお願いいたします。  本谷分科員。 ○分科員(本谷宏行君) この事業の予算額1,245万6,000円でありますが、この中須ポンプ場整備について、浸水対策検討委員会が設置されているわけでございますが、この委員の構成と、この中で決定された内容は、どういったところで、どのように、こういう建設委員会であるとか、議会に対して、報告されているのかお聞かせいただきたいと思います。 ○主査(加藤吉秀君) 田原上水下水道課長。 ○上水下水道課長(田原厚君) 府中市浸水対策検討委員会の構成についてまず答弁させていただきます。  府中市浸水対策検討委員会は、平成30年7月豪雨災害で発生しました内水浸水に対して、総合的な見地から原因解決に必要な対策の方向性を求めるために、有識者として広島大学の教授1名、関係機関からは芦田川、砂川のそれぞれ管理者でございます国土交通省福山河川国道事務所及び広島県東部建設事務所から各1名、検討対象となります浸水被害の大きかった3町内会からは4名の委員を、また府中市行政職員から2名という計9名の委員と、合わせましてアドバイザーとして福山河川国道事務所及び広島県東部建設事務所の3名、計12名で組織をして、検討を進めてまいりました。  続いて、浸水対策検討委員会の報告状況という御質問でございます。  浸水対策検討委員会は、コロナ禍の影響を受けましたが、令和2年度に計3回開催をしております。この委員会では、災害検証として、業務委託で実施しました現地踏査や資料収集からなる基礎調査、それに基づく浸水シミュレーションや緊急対策として実施をしました事業の効果検証も踏まえ、雨水排水ポンプだけではなく、可搬式ポンプの運用でございますとか、河道掘削の効果、地盤のかさ上げや各戸の止水対策、また遊水地の設置や排水路の改良など、原因解決に必要な対策の方法を想定いたしまして、それぞれ専門的な立場、また被災の現状などについて、意見交換・共有をする中で、浸水対策の方向性を示す道路マップといったものを策定していただいたところでございます。  主なものを紹介しますと、第1回検討委員会では、対策の検討を行うに当たっては、当時の雨の特性の理解と芦田川だけでなく、砂川の当時の水位変動を把握することが重要であるという指摘をいただきました。  第2回では、それに基づきまして、広島県から提供いただきました砂川水位変動の時系列データを用いまして、中須排水区の流出解析というものを行っております。この解析の中で、当時の浸水状況をリアルに再現する中で、緊急対策事業の効果や強制排水機能の強化の必要性、また芦田川右岸地域へのさらなる浸水対策の必要性でございますとか、樋門の排水能力の効果、またポンプ能力を幾ら強化しても全ての浸水対策が解消されるわけでもないといったことの確認もされたところでございます。  このような議論を経まして、第3回でまとめていただいたロードマップにつきましても、総合的な対策が示されております。
     決定内容の報告という御質問でございますが、令和3年5月、8月、12月、建設委員会で説明報告をさせていただき、建設委員さんだけでなく、全ての議員さんに資料の配信もさせていただいてございます。また、決定事項の報告ではございませんが、特に中須ポンプ場に関する事項につきましては、委員会での議論の方向性、府中市の考え方などにつきまして、地元町内会で3回の説明会を開催し、情報や課題を共有する中で、対策を進めてきたところでございます。  今後も、時期を逃さず、市議会の皆様また地元町内会と情報共有、連携を図りながら、今後の事業を適切に進めてまいりたいと考えております。 ○主査(加藤吉秀君) 本谷分科員。 ○分科員(本谷宏行君) 御説明いただきました中須ポンプ場の整備の全体計画として、毎秒9.8立方メートルという排水機能を整備、全体が毎秒9.8立方メートルというふうな計画の中で、今回第1期整備として、毎秒5.0立方メートルの整備を行うということなんですけれども、この第2期整備はされるのか、また今回の第1期整備として毎秒5.0立方メートルという機能で、十分対策が取れるのかどうか、お聞かせいただきたいと思います。 ○主査(加藤吉秀君) 田原上水下水道課長。 ○上水下水道課長(田原厚君) 第2期整備及び第1回の効果といった御質問に対して答弁させていただきます。  中須排水区の排水ポンプ場の能力としては、既に既存の計画として毎秒9.8トンが決定をされております。このうち、第1期整備の事業の進め方としましては、全体計画9.8トンを整備する中で、段階的整備、第1期整備として当該地域で既往最大の豪雨である平成30年7月豪雨を浸水シミュレーションによって再現をしまして、緊急対策の効果として行った大型ポンプなり、樋門の改修の効果も合わせて、当時の雨、浸水被害をほぼほぼ解消できるという数字が、毎秒5トンとなっておりますので、残る4.8トンにつきましては、第2期整備としては必要に応じて、段階的に整備を行うものでございます。  第1期整備の中身、少し触れさせていただきますと、毎秒2.5トンの能力あるポンプゲート2台、合わせて除じん機、電気室や発電機などの整備を行います。電気室や発電機につきましては、全体計画分を第1期で整備する予定でございまして、第2期整備の内容としては、毎秒2.4トンのポンプ2台とこれに関する必要な電気系の制御盤などが第2期整備の内容になると考えております。  計画上は、もちろん第2期整備の目安、いつごろというような目安も設けておりますが、先行して整備しております角田、高木の両雨水排水ポンプ場も現在第1期整備分のみで稼働しており、ゲリラ豪雨などによりまして、水路の排水能力の不足ですとか、地盤がどうしても低いというような理由の場所を除きまして、浸水被害を防げております。  こうしたことから、中須ポンプ場の第2期整備につきましても、今後の降雨の状況や気象の状況、降雨時のポンプの稼働状況などから判断し、必要に応じて第2期整備を行っていくものと考えております。 ○主査(加藤吉秀君) ほかにありませんか。               〔ほかに質疑する者なし〕 ○主査(加藤吉秀君) 続いて、予算書について質疑のある方は順次御発言をお願いします。                〔質疑する者なし〕 ○主査(加藤吉秀君) なければ、本案に対する質疑はこれにて終了いたします。            ~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ○主査(加藤吉秀君) 続いて、第23号「令和3年度府中市一般会計補正予算(第11号)について」の件を議題といたします。  補足があれば提案者からの説明を求めます。 ○主査(加藤吉秀君) 河毛建設部長。 ○建設部長(河毛茂利君) 補足説明はございません。 ○主査(加藤吉秀君) これより本分科会の審査区分となっている部分に対する質疑を行います。  質疑は款または項の番号順に行います。原則として後戻りはしませんので、よろしくお願いいたします。  なお、歳入のうち本分科会の審査区分となっている歳出と関連のあるものについては、歳出のところであわせて質疑を行っていただくようお願いいたします。  まず、歳出の4衛生費とこれに関連する歳入について質疑のある方は、順次御発言を願います。                〔質疑する者なし〕 ○主査(加藤吉秀君) なければ、4款衛生費の質疑はこれにて終了いたします。  続いて、5款労働費とこれに関連する歳入について質疑のある方は、順次御発言を願います。                〔質疑する者なし〕 ○主査(加藤吉秀君) なければ、5款労働費の質疑はこれにて終了いたします。  続いて、6款農林水産業費とこれに関連する歳入について質疑のある方は、順次御発言を願います。                〔質疑する者なし〕 ○主査(加藤吉秀君) なければ、6款農林水産業費の質疑はこれにて終了いたします。  続いて、7款商工費とこれに関連する歳入について質疑のある方は、順次御発言を願います。  加島分科員。 ○分科員(加島広宣君) 7款の商工費の中で、クーポン券発行業務委託料、これ1,000万円減額されたんでしょうかね。この理由を教えていただきたいんですけれども。 ○主査(加藤吉秀君) 宮商工労働課長。 ○商工労働課長(宮康展君) この事業につきましては、デジタルクーポンとそれから広報誌に印刷した紙のクーポン券、2種類を発行し、コロナで売り上げが減少した飲食店の利用促進を図ったものでございます。  1,000万円の減額理由につきましては、デジタル及び紙クーポン発行業務として、およそ2,000万円程度の予算を計上しておったわけでございますけれども、今月の2月の末時点で、両クーポン合わせて利用実績見込みがおよそ400万円という形になりました。  当初計画と比べて、実績が大きく下回ることが予想されるため、減額を行ったものでございます。  主な理由といたしましては、この事業につきましては、コロナの感染拡大の隙間を縫って、実施をしようとしたわけでございますけれども、実施時期を12月から2月とさせていただいたんですが、やはり1月、2月は、ほぼまん延防止の重点措置の区域になったことで、やはり休業それから時短の影響があったことで、やはりデジタルクーポンもしくは紙クーポンの利用が思うように伸びなかったというものでございます。  でも、それを差し引いても、やはり見込みとしては少し課題であったのかなというところも反省をいたしていたところでございます。  今後、こういった支援策等を行っていくに当たりましては、もう少し詳細な見込みを立てる中で実施をしてまいりたいと考えているところでございます。 ○主査(加藤吉秀君) ほかにありませんか。               〔ほかに質疑する者なし〕 ○主査(加藤吉秀君) なければ、7款商工費の質疑はこれにて終了いたします。  続いて、8款土木費とこれに関連する歳入について質疑のある方は、順次御発言を願います。  加島分科員。 ○分科員(加島広宣君) 8款土木費の開発公社経営健全化補助金の5,591万4,000円のまずこの金額の根拠と達成できなかった理由がわかりましたらお願いします。 ○主査(加藤吉秀君) 松山監理課長。 ○監理課長(松山浩一君) 府中市土地開発公社に関係するところですけれども、開発公社健全化計画補助金の補正について、まず金額の根拠について御答弁申し上げます。  初めに、桜が丘団地の健全化計画に基づく令和3年度の販売計画でございますが、目標販売区画数が21区画で、その販売収益を1億4,280万円と見込んでおります。  次に、補助金の算出根拠でございますが、補正予算要求の段階で、13区画を販売しておりまして、8,688万6,000円の収益がございました。  以上を精査する形になりますので、目標の21区画分の1億4,280万円から販売済みの13区画分、8,688万6,000円を差し引いた5,591万4,000円を補正でお願いするものでございます。  なお、この補正予算議案送付後におきまして、新たに1区画を販売いたしましたので、今年度は14区画の販売実績ということになります。これによりまして、決算見込み額につきまして、14区画の販売収益として、9,439万8,000円となりますので、健全化補助金は実質4,840万2,000円になる次第でございます。  続いて、販売目標に達しなかった主な理由でございますけれども、令和3年度においても前年度に引き続きまして、コロナ禍の影響でイベントをはじめ、近隣市町への営業活動や住宅展示場への出店を自粛せざるを得ない状況下での販売戦略となりました。販売実績といたしまして、先ほど申し上げましたとおり、令和3年度につきましては14区画の販売となっております。その内訳といたしまして、一般の方が10区画、事業所、企業でございますけれども、これが2区画、住宅メーカーが2区画でございます。なお、このほかに現在2区画の申し込みをいただいているところでございまして、契約に向けて営業活動をしているところでございます。  本年度は7区画が未達成となる見込みでございますけれども、過去3年の未達成の数を比べますと令和2年度につきましては11区画、令和元年度については13区画、平成30年度は14区画という状況でございまして、未達成という中においても近年では一番少ない数になるものでございます。とはいえ、未達成については、何に要因があるのか、まだちょっと把握し切れていないところがあるんですけれども、本年度の販売促進では現地におけるモデル住宅見学会を2回開催をいたしております。見学会ではコロナ禍で見学者が重なって密にならないよう、事前に予約制によりまして、1時間単位での入れかわりによる見学という形ができるような工夫をして行いまして、成約となるケースもございました。また、従来のチラシによる広告に加え、住宅購入ニーズのある年齢層へのウエブ広告にも反応がございまして、早速モデル住宅見学会への来訪もございました。また、今月以降、子育て応援モデル住宅など建築予定の物件2棟が着工する動きもございまして、住宅メーカーとの協力も進んでいる状況でございます。  今後において、モデル住宅見学会の運営や団地販売の告知、PR方法など顧客や住宅メーカーなどの意見を聞きながら販売戦略への取り組みに積極的に生かせていきたいと考えております。 ○主査(加藤吉秀君) ほかにありませんか。               〔ほすに質疑する者なし〕 ○主査(加藤吉秀君) なければ、8款土木費の質疑はこれにて終了いたします。  続いて、11款災害復旧費とこれに関連する歳入について質疑のある方は、順次御発言を願います。                〔質疑する者なし〕 ○主査(加藤吉秀君) なければ、11款災害復旧費の質疑はこれにて終了いたします。  続いて、繰越明許費のうち所管に係る部分について質疑のある方は、順次御発言を願います。                〔質疑する者なし〕 ○主査(加藤吉秀君) なければ、繰越明許費のうち所管に係る部分の質疑はこれにて終了いたします。  ほかにありませんか。               〔ほかに質疑する者なし〕 ○主査(加藤吉秀君) なければ、本案に対する質疑はこれにて終了いたします。  続いて、議員間討議についてお諮りいたします。  本議案について、議員間討議を要求される方は挙手を願います。                〔挙手する者なし〕 ○主査(加藤吉秀君) それでは、本議案については、議員間討議を実施いたしません。            ~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ○主査(加藤吉秀君) 続いて、議案第28号「令和3年度府中市下水道事業会計補正予算(第1号)について」の件を議題といたします。  補足あれば提案者からの説明を求めます。  河毛建設部長。 ○建設部長(河毛茂利君) 補足説明はございません。 ○主査(加藤吉秀君) これより本案に対する質疑を行います。質疑のある方は、順次御発言を願います。                〔質疑する者なし〕 ○主査(加藤吉秀君) なければ、本案に対する質疑はこれにて終了いたします。            ~~~~~~~~~~~~~~~~~~  以上で、予算特別委員会に付託された案件の本分科会における審査会は終了いたしました。  分科会報告の作成については御一任願います。  以上で、予算特別委員会建設分科会を散会いたします。                午後3時34分 散会...